081208
| Chrysler Airflow 1934 | ［ ALBUM , Car ］ |
[+]父のアルバムに「Nr. 78 Stream-Line 流線形自動車 クライスラー・エアフロー」という写真があった。1934 (昭和9) 年9月に三越裏口で撮影したという記述がある。
父は写専を卒業して小西六に入社した年だ。その頃、小西六本社は日本橋三越の近くの自社ビルだったのである。
その流線型のボディは、隣の箱形の車を見慣れた目からすれば、どう見てもSFであったであろう。
まだ23才であった父、秋山喜世志も好奇心で一杯であったであろう。
先日出かけた名古屋のトヨタテクノミュージアム産業技術記念館には「A１型」試作車の工場が展示されていたが、そこで「A１型」の手本となったのが1934年型デソート・エアフローであることが展示されていた。
Desoto デソートはクライスラー社のブランド名であり、このクライスラー・エアフローと基本的には同じ物である。
このエアフローは余りにも画期的なスタイルで商業的に成功することはなかったが、歴史上にその「流線型の先駆」としてその名をとどめているのである。
シトロエン・トラクシオン・アバンと同時代だが、シトロエンの方がモダーンな印象を与えるが、このエアフローはあくまでもスタイルだったからであろう。
これは同じアルバムにあった、同じく、クライスラー・エアフロー Nr. 5772 である。どこで撮ったという記述はない。
この Nr. 5772 の写真で妙に目立つが、前輪の前に何かがある。Nr. 78 にも何かあるが、はてさてこれは何なんだろう。
たかさん、どうもです。
まぁ、75年前の写真ですから.......ですね。
kawa さん、どうもです。
さすがですねぇ、やっぱりご存知であったのだ。
東京市100台というのは、ずいぶんと限られた車だったんでしょうね。アルバムをよく見たら、このエアフローの向って右隣の車は 1872 番でありました。
いいですね...。
艶やかですね...。
モノクロのピクチュアが、
一層その質感を際立たせていますね...。
ナンバープレートが二桁、百番まではクルマも極く限られた物だったのでしょう。
昔、SCGで昭和十年代の東京市自動車、番号1番から百番までという記事がありました。記事中では78番は’37スチュードベイカーという事になっています。
34年の撮影ですから、こちらの方が古い情報でしょうね。
この記事ではほとんどの前輪に、同じものが写っています。
この不思議なものについても記事中で説明があった様な気がしますが、手元には抜けている号が多く分かりません。
SCGを全部ひっくり返せばどこかに答えがあるかも知れません。
どうも前輪の接地面にそってゴムのスカートかぶせるといった法律があって、前輪のハブから前後にああいったフックを出していた様です。うろ覚えであてにはなりません。
miles さん、どうもです。
光岡自動車はレプリカを作っているわけですから、お手本は数多......でありましょう。昔のがいいってわけではありませんが、最近のオロチなんて、私は生理的にいやですね。
フロントウインドウの開閉式はワーゲンのバスで......でしたね。その後、見たことはありませんが、しかし、Beetle のデザインって長持ちしたものですね。このエアフローと同じようなものですが、今世紀初頭まで65年間も生産ですから。
光岡自動車の（卑弥呼とか）フロントグリルデザインはどうやらこの辺りのデザインを踏襲しているのでしょうか。
Ｆウインドウの開閉式も懐かしいですし、
オーバルウインドウやサイドパネルのリブも結構モダンですね。
そらさん、どうもです。
若い頃、父はお洒落だったようですね。晩年はその面影もなし..... って感じでしたが。
エアフローの前輪の変な物は、下の車で気がついたのですが、よくよく見れば上の車にも着いているのに気がついたのです。ネットで検索してたくさん写真を見てみましたが、この二台の写真だけ.......着いているのですね。
どなたか教えていただけるといいのですが.......。
素敵ですねえ。
古い外国映画のシーンのようです。
23歳のお父様はどんな服装だったのでしょう。
昔の男性ってお洒落ですよね。
前輪の枷のようなものは前進防止用具（？）でしょうか。
前輪が一段低い場所に駐車してあるし・・・