料理人 | [ BOOKS ] |
1970年代に単行本で読んだが.......持っているはずだが見当たらない.......というわけで、amazon のマーケットプレイスで一円也で手に入れた。本書、その面白さ抜群........かって、多くの友人知人に薦めたものだが、文庫本で再読..........その面白さに一気に読了........やぁ、お薦めなのである。
この著者であるハリー・クレッシングは架空の名前、未だにどこの誰だか分からないというのも不気味.......じゃなかった不思議だが、これだけの話を作り出した人物.....さてさて誰.......お話のブラックぶりでロアルド・ダールじゃないの....とあったが、どうも違いそうだ。
「平和な田舎町コブに、自転車に乗ってどこからともなく現れた料理人コンラッド、町の半分を所有するヒル家に雇われた彼は、舌もとろけるような料理を次々と作りだした。しかし、やがて奇妙なことが起きた。コンラッドの素晴らしい料理を食べ続けるうちに、肥満していた者は痩せはじめ、痩せていた者は肥りはじめたのだ……。...................................」
悪漢.......というか、悪魔的な料理人によって、いつのまにか主客転倒..........コブの町から望まれる不夜城、プロミネンス城の終わることない酒池肉林へと............やぁ、読むより他ないのである。
8月15日は、もちろん終戦記念日だが、Apple にとっても記念すべき日だ。10年前の1998年にボンダイブルーの初代 iMac が発表された日だ。ジョブズが Apple computer に復帰しての最初の仕事が iMac だったのだ。
日本発売は二週間後の8月29日土曜日、朝9時に八王子ムラウチに出掛けて並んだものだ。長男の Ken と並んで二台をゲット、その一台は iGa さんのものとなった。
iPhone 騒ぎといい10年前から同じようなことをやっているのである。しかし、この十年間の Apple の進展には目覚ましいものがある。あのボンダイブルーの iMac を手に入れた時、今のような事態を想像できたであろうか。