080216

PGO /Cevennes Turbo CNG

Car

PGO_0.jpg
PGO なる PORSCHE356 のレプリカを作っているメーカーがヨーロッパにあるなんて初めて知った。

その 356 Sppdster のレプリカに CNG エンジンを積んでエコにして高性能なカブリオレをつくっちゃうなんて、これはびっくりだ。

PGO_3.jpg環境に優しい.....車となると、プリウスに代表されるようないかにも真面目なスタイル、まぁ、修道女風な車でしかない。もっとセクシーな車であれば、もっと人気が出るのではないかと日頃思っていたが、これである。356 のレプリカがエコカーとは意表をつかれた....である。

この Cevennes は、仏 PGO が2000年に発表した「Speedster II」を、独 BRA GmbH 社とのコラボによって実現した車だ。
356レプリカに、1.6Lのターボチャージャー付き4気筒エンジン (もちろん FLAT4 なんだろうな....) を搭載して150馬力、6速マニュアル・トランスミッションを備え、最高時速は210kmで、0から100km/hまで6.5secなんだそうだ。

メタンの CNG を22kg(132L)積載可能で、満タン状態で450kmの距離を走行できる。

PGO_1.jpgPORSCHE356 の魅力的なフォルムそのままだげ、ヘッドランプ廻りやら、何かモダンな雰囲気がある。太めのタイヤ、ちょっとオーバーフェンダー気味なところも今風なのである。

「Speedster II」には付いていたバンパーが無くなって、何か大きな開口部が.....まぁ、フロントエンジンなんてことにはなっていないはずだが、どうなんだろ。

PGO_2.jpg圧縮天然ガス CNG について何も知らなかった。

この Cevenne sは、100kmあたり4.6kgの CNG を消費するという。燃費に換算すると、約6.9km/Lキロメートルになる。二酸化炭素の排出量は1kmあたり118gで、欧州の自動車の平均値である1kmあたり160gよりもかなり低く、欧州で現在販売されている最も環境に優しいハイブリッド車やクリーンディーゼル車と比べてもそれほど高くないんだそうだ。


国際天然ガス自動車協会 (IANGV) によると、CNG はガソリンよりもクリーンで、価格も安く、量も豊富にあり、バイオメタンの場合は再生可能だという。

しかし、肝心の CNG 補給ステーションがなければ車があっても走れない。スイスでは100ヵ所目となる CNG 補給ステーションが間もなくオープンし、消費者は26種の CNG 車から選択することが可能なんだそうだ。ドイツでは770ヵ所、イタリアには600ヵ所以上あるという。
日本の天然ガス補給ステーション数は324ヵ所だそうだが、ガソリン車のようなわけにいきそうもない。

 ● 天然ガス自動車 | 社団法人日本ガス協会


追記 080216

yasu-k さんの「たまには日記でも・・・」でも取り上げている。
 ● So-net blog:たまには日記でも・・・天然ガスで走る『ポルシェ356』


Posted by 秋山東一 @ February 16, 2008 12:04 AM
Comments

この車を日本で輸入代行してくれる業者さんはいませんかね

Posted by: miz1230 @ June 8, 2008 11:07 PM

yasu-k さん、どうもです。
レプリカというのは本物があるから存在するわけですが、完全なレプリカというのは限りなく本物ということになります。それはきっと意味のないことなのでしょう。本物をレストアして活かすという方向もありますから。
その時代の社会事情から技術、その変化、進化に対応しようとすれば、自ずと違ったものになってくると思います。やはり、356の魅力的なフォルムの中に最新の技術を入れ込んであるというところが、この車の存在理由ではないでしょうか。

Posted by: 秋山東一 @ February 19, 2008 08:57 AM

先生、これは完全なレプリカではないんですね?先生の356とはちょっと違いますね?

Posted by: yasu-k @ February 19, 2008 01:50 AM

今朝は何か予感がしたんです。嬉しい朝です。
本物を持てるようまずがんばるつもりですが、こういうフォルムすごく好きです。食べたくなってきます。
せめてもと思い、本家のミニカーを持ち出して見ています。
おっしゃるとおりフロントの口はちょっと気になりますね。でも後ろにもちゃんと穴開いてますから大丈夫じゃないですか。これは今日、仕事の合間にも何度も見ようと思います。

Posted by: 今井孝昌 @ February 17, 2008 08:22 AM

PGOのサイトを見に行って、戻ってきたら1時間近く経っていました。たしかに、右に見える2本の脚もいいけれど四つ足の方がはるかに魅力的です。SPEEDSTERⅡとCEVENNESとふたつのバージョンが用意されているんですね。色はボディー、ソフトトップ、レザー部分そしてカーペット4つの部分が10から15色あって好きな色を組み合わせられるということのようで。
本物をお持ちだったAKiさんはそうはおっしゃらないでしょうが、わたしは、お金持ちになったらCEVENNESがほしい。ただのレプリカにとどまらず、むしろ洗練させているところがあると思うのです。BMW版のminiやRange Roverからするとずっとうまいのではないでしょうか。ブックマークをつけましたから、ときどき見に行きそうです。

Posted by: 玉井一匡 @ February 16, 2008 09:28 PM

なんやらNewビートルとボクスターを足して二で割った様なフォルムだが・・・
私的には魅力的~
血統をたどれば似たフォルムになるのも頷ける処ですな

日本のCNGスタンドはタクシー専用かと思っていました

Posted by: GG-1 @ February 16, 2008 12:13 PM

356 のレプリカのフロントマスクが美女?の御美足にでれ〜としているように見えてしまうのは私の心の反映でしょうか。

Posted by: iGa @ February 16, 2008 11:52 AM

『どちら』も、ラインが美しいですね...笑。

Posted by: たかさん @ February 16, 2008 10:52 AM

dics さん、どうもです。
エコな車も、選択肢がたくさんになればいいですね。まだ、.....な車に乗っておりますですが。

Posted by: 秋山東一 @ February 16, 2008 09:42 AM

面白い記事でしたので、TBさせていただきました。
本当に、この日本でもガスステーションが増えてくれば、エコロジカルな車の選択幅が広がりますね。

Posted by: dics @ February 16, 2008 09:27 AM

cen さん、どうもです。
鋭い観測ですね。「ハリウッドスターがプリウスでアカデミー賞の会場に乗りつける......」その代替品として適当なような気がします。そんなスノッブ臭がありますねぇ。
しかし、356 のフォルムには.....どうしても魅せられてしまうのです。

Posted by: 秋山東一 @ February 16, 2008 09:04 AM

CNGについてはよく分りまcenが、上部写真のクルマの色とミッソーニ風の女性のスカートの柄が、ちょっとアフリカを感じさせてくれて、パイプからスィートな香りを醸し出し、高級べっ甲メガネを厭味なくかけ、ちょっとカラフルなセーターを着た白髪系テリッピーにmasaにお似合いの一品だと思います。昔で言えば“ヒッチコック”あたり「泥棒成金」というところでしょうか(^^;

Posted by: cen @ February 16, 2008 08:42 AM