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夏への扉

BOOKS , Cats

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夏への扉
ハヤカワ文庫
著者: ロバート・A・ハインライン Robert A. Heinlein
訳者: 福島 正実

ISBN: 978-4150103453
出版: 早川書房
定価: 672-円(税込)

いつ読んだのかも忘れているが、文庫判になったのが1979年で、その後60刷というんだから、SF古典中の古典であろう。ロバート・A・ハインライン著の原書 The Door Into Summer が出版されたのが50年前、1957年スプートニクの年だ。

失意の青年発明家が「冷凍睡眠」によって30年後の世界にきてみれば、そこには......というわけで、慌てて「タイム・トラベル」して過去に戻って.......となるのだ。SFとしては、いわゆる「時間テーマ」に分類されるものだが、その舞台となる時代1970年は近未来(まさしく)、そして、その30年後は2000年は未来となるのだ。

もう、時代はそれを乗り越えて、その全てが過去になりつつあるわけだ。

このSFの主要な仕掛けである「冷凍睡眠」も「タイムトラベル」も未だ実現していないが、主人公マイルズ・ジェントリイが発明したロボット、「文化女中器」そして、「万能フランク」「製図機ダン」は、ちょっと違った形ではあるが、現在の我々の周辺にあるモノだ。もしかしたら、こいつもそうかも知れないなぁ。

これって、ピートって猫が出てくるのでも有名なのだ。

Posted by 秋山東一 @ November 11, 2007 06:12 AM
Comments

たかさん、GG-1 さん、どうもです。
近未来というところが、実に、親しみを持つことができますね。しかし、その話しの舞台も過去のものとなっているようで、感慨深く.....エントリーしてみたのです。

Posted by: 秋山東一 @ November 12, 2007 12:07 PM

数年に一回は読返す程好きな本であります
SFと言えども、どこか「三丁目の夕日」的ノスタルジックな雰囲気も好きなんです

それにしても・・
¥672か~
段々値上がりしてるのね~
私が買った頃は消費税なんてものもなかったし、もっと安かったなあ
こういう名著は安価で手に入る様にしてほしいモンです

Posted by: GG-1 @ November 11, 2007 11:39 AM

あれ↓
http://landship.sub.jp/stocktaking/archives/001408.html
も凄かったですが、これもガ○ン○ムに出て来そうな感じなロボットで
(ハ○みたい...笑)
  ↑http://www.gundam.jp/chara/ef01.html#13
で、なんともユニークな『もの』ですね...笑。

Posted by: たかさん @ November 11, 2007 08:55 AM