旧車のレストア・ベンツC再生術 | [ BOOKS , Car ] |
旧車のレストア・ベンツC再生術
著者: 山崎 英志
ISBN: 4876872937
出版: グランプリ出版
定価: 2,100-円(税込)
「ベンツC」ことメルセデスのCクラスも、もうレストアの対象となる旧車なのか.....ちょつと感慨深いものがある。1993年に最初のCのセダン (W202) が登場だから、もう14年になるから.....そんなことになるのかなぁ。まぁ、半世紀前の PORSCHE356 や、VW beetle ではなくて、ブラックボックス化した最近の車を、セルフビルドでレストアするという事自体が驚きであるのだ。
ところで、私はそのメルセデスCのワゴン(S202)に1997年の3月から乗っているから、もう10年になる。走行距離も12万キロを超えているのだ。最近、いつもメンテしてくれている八王子の小沢モータースでプラグやコード類という点火系を更新して絶好調なのだ。
車の用途は設計した建物の現場への往復だ。最近まで茨城県鹿嶋方面、そして甲府松本方面と高速道路での走行がメインで、アウトバーンで走るのに最適化された車に相応しい使い方なのかも知れない。日常的な通勤等に使うことはないから、年に1万2000kmというところなのだ。
第1章 オートマティックトランスミッションのオーバーホール
作業を始める前に
トランスミッション下ろし開始
ATユニットの分解開始
セレクションごとのオーバーホール作業
ケース本体の作業及びクラッチバックの分解
全体の組み付け作業とエンジンの合体
テスト走行とまとめ
第2章 エンジンのオーバーホール作戦
12万km走行後のエンジンの状態を点検する
シリンダーヘッド取り外し
シリンダーブロックまわりの分解
主運動系部品の点検作業
エンジンの下まわり組み付け作業
シリンダーヘッドのオーバーホール作業
エンジン関係の最終作業
エンジンの走行テストとその後
第3章 足回りのリフレッシュ作業
作業を始める前に
リアサスペンションのリフレッシュ作業
デフマウントの車上交換
ステアリング系のリフレッシュ作業
フロントサスペンション・リフレッシュ作業
アライメントの調整作業
ホイールベアリングの交換
足回りリフレッシュ作業まとめ
第4章 ボディまわりのリフレッシュ作業
まず防錆作業から
クリアで全塗装に挑戦
内装リフレッシュ作業
ヘッドライトを明るくする方法
私にとって PORSCHE356 や、VW beetle の旧車もレストアををセルフビルドでやっていたわけではない。やったことってプラグ交換、オイル交換等の定常的な作業やちょっとした部品交換程度で、エンジンを下ろしての作業はプロのメカニックにお願いしての仕事であった。でも、たくさんの本を買い込み、知識だけは一人前であったのだ。
しかし、メルセデスCでプラグ交換、オイル交換等の定常的な作業をやろうとは....思ったこともないのだ。
しかし、本書で、最近までの、私のCのワゴンの点火系の問題を知ることができた。これって、それを自分自身で直すことをしない、できないという以上に、知識として分かるということが前提にあるのではないかと思ったのだ。
Be-h@us で考えている「知的セルフビルド」と同じ、自分でやることはないが、知識として持つべきだし自ら考えるべしに近いものがあるのだ。
本書は車についての「知的セルフビルド」の本のような気がしてきた。今様の車であってもレストアするということが可能であり、それを知的に.......自分の1997年型メルセデスCのワゴンを「レストア」しながら使っていきたいと思ったのだ。
Posted by 秋山東一 @ June 23, 2007 11:45 AMいしかわじゅん さん、どうもです。
じゅんさんのCのコマーシャルは面白かったですね。じゅんさんが役者であることを再確認させられたものでありました。
私はずっとドイツ車(相当怪しいのも含めて)なのですが、他の車に乗ると、同じく「違う車」を感じますです。
ぼくは'99年に、ベンツCクラスのCMに出ましたが、乗ってるのはずっと
イタリア車です。
たまにベンツに乗ると、違う車なんだなあと実感します。日本車に乗っても、
また違う意味で、違う車なんだなあと思うんですけどね。