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わがやのお雑煮

Blog , Event

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玉井さん提唱の「わがやのお雑煮大会」参加エントリー

本年2007年元旦の私の家のお雑煮です。

別に去年と変わったわけではなく、いつもの通りのお雑煮です。
器は木曽の斉藤さん製の大ぶりのうるしのお椀で、正月のお雑煮のためだけにあります。

鰹と昆布のお出汁、鳥肉、椎茸、蒲鉾、小松菜、人参、三つ葉、そして、もちろんお餅(餅は切餅を焼いて)という内容です。

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このお雑煮は今は亡き私の母の仕様です。私の家内は関西風のお雑煮で育ちましたが、結婚してこのかた自分家で正月を迎えることなく、いつも八王子の父母の家(今私達が住んでいます)で正月過ごしていた所為で、秋山の家のお雑煮の仕様ということになったと思います。

このお雑煮の仕様は関東では一般的なものではないかと思います。
私の父母は二人とも水戸生まれの水戸育ちでありました。親類縁者、皆水戸で、今は叔父叔母がいるだけですが、今もって私自身の本籍も水戸にあります。

父の父、私の祖父は明治時代、水戸で写真館をやっておりました。米国で修行した写真師としてなかなか繁盛していたようです。祖母は岡山の人と聞いていますが、祖父とは米国で知り合い結婚して帰国しました。なかなかの活動家で水戸で料理学校をやっておりました。
母は女学校を出た後、その学校で花嫁修業中、祖母の目にとまり、自身の息子で、写真館の跡取りとして写専を出て小西六にいた父と結婚することになったようです。

なんだか、お雑煮の話ではなくなりましたが、お雑煮について交配が進まず、今もって関東のスタンダードを継承しているようです。

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ところで、私の幼少の頃、母の父、私にとって母方の祖父の実家で正月を迎えたことがあります。
戦災にあった水戸を離れて戻ってきた、水戸市の近郊の友部町の住吉という所でした。
戦後すぐの頃でしたので、私の祖父祖母と五人の叔父達(復員してきたり、兵学校から戻ってきたり、まだ学生児童だったり)の大勢で正月のお膳を共にしました。
お膳には焼き餅と塩鮭(「しおびき}と呼んでいました。今のと違って大変ショッパイものでした。)を焼いた切り身とがありました。塩鮭をほぐして、餅にからめて食するというものでした。そんな食べ方は正月だけですが、その時、それを大変おいしいと思った記憶があります。

叔父は今でも新年をそれで迎えると云っていました。


2007年「わがやのお雑煮大会」リンク集
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ShopMasterのひとりごと : いまさらながら「お雑煮」讃岐バージョン・・・ 1月27日急遽追加
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Posted by 秋山東一 @ January 2, 2007 12:43 AM
Comments

ShopMaster さん、どうもです。早速、追加させていただきました。
やぁ、「白みそ仕立ての讃岐風ぞうにうどん」とはディープな世界ですね。

Posted by: 秋山東一 @ January 27, 2007 11:20 AM

Aki先生 お邪魔します。
今頃のエントリーってアリでしょうか?
T.K女史がどうしても載せろって言うもんで・・・
よろしければ・・・

Posted by: ShopMaster @ January 27, 2007 10:04 AM

玉井さん、どうもです。
<center>........ </center>は前からよく使っていますが、最近、「スーパー楕円 /Superellipse」や「GR digital /firmware V2.21」なんぞのエントリーで、新しい HTML を試しています。

Posted by: 秋山東一 @ January 10, 2007 09:17 PM

このエントリーの最後にあるブログへのリンクリストがかっこいいと思い、「ソースを表示」をみて僕のエントリーのリンクリストをセンターに配置したら、だいぶ見栄えがよくなりましたよ。

Posted by: 玉井一匡 @ January 10, 2007 08:31 PM

広島のエヌテックの皆さん、六人の方々の「わがやのお雑煮大会」のエントリーが集まりました。
広島から呉、海を渡って今治、日本海側の島根の益田、松江と広範囲のお雑煮がコレクションできました。
エヌテックの皆さん、ありがとうございました。

Posted by: 秋山東一 @ January 6, 2007 02:02 PM

下にコメントいただいた「たかさん」は多摩出身、山口県で設計の仕事をされている。
彼からは「わがやのお雑煮大会」に参加のメール「小生の雑煮!!!」をいただいている。下記はその抜粋である。
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一昨年の正月、長年連れ添った『父』を亡くし、御歳『80歳』を迎える母がつくったものです。
具は『鶏肉、さといも、大根、長ネギ』といった、とてもありふれたものですが、『僕の好物』ばかりなのです。
母も、『一人』になったためか年始の『食卓(写真)』もシンプルですが、なんとなく『母のもてなし』を、ひっそりと感じたシーンでした。
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たかさん、いい話ですね。

Posted by: 秋山東一 @ January 6, 2007 11:53 AM

たかさん、どうもです。もう、お仕事も始まったようですね。
この「わがやのお雑煮大会」も、こんなに集まると........満腹ですね。

Posted by: 秋山東一 @ January 6, 2007 11:43 AM

『満腹』になりました..........................(笑)。

Posted by: たかさん @ January 6, 2007 08:44 AM

kato.a さん、あけまして......どうもです。
同じ四国でも、今治は高松とずいぶん違う物なのですね。
いろいろと勉強になります。
まずは。

Posted by: 秋山東一 @ January 5, 2007 04:01 PM

先生、あけましておめでとうございます!
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

愛媛県今治市のお雑煮も「わがやのお雑煮大会」に参加させて頂きました。
リンクして頂き、ありがとうございます!

Posted by: kato.a @ January 5, 2007 03:32 PM

naka56 さん、あけまして.....どうもです。
「お雑煮大会」への参加、ありがとうございます。
地方毎に、人毎に、お雑煮って違うものですね。面白いですね。
まずは。

Posted by: 秋山東一 @ January 5, 2007 02:44 PM

明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いします。
遅くなりましたが、広島からも「お雑煮大会」へ参加エントリーを続々と参加させて頂きました。
いろんなお雑煮があって、面白いですね!

Posted by: naka56 @ January 5, 2007 02:12 PM

ShopMaster さん、あけまして.......どうもです。
讃岐のお雑煮、面目躍如というべきでありましょう。れぞれ五角形に切って......何とも手の掛かったものでありますね。関東のお澄ましなんぞ、ちょちょいのちょいでありますね。もう暗闇.....なんぞと申しますまい。
リンクされた皆さんのお雑煮、それぞれに面白いものでありますですよ。

Posted by: 秋山東一 @ January 4, 2007 11:38 PM

Aki先生、明けましておめでとうございます。
昨年は柿木村で久しぶりにお会いできて光栄でした。
今年もよろしくお願いします。
さて、「おぞうに讃岐バージョン」の詳細を少々・・・
丸餅のほかに具はゴボウ、金時人参(坂出特産)、焼き豆腐、大根、サトイモをそれぞれ五角形に切って入れるのです。
だしはイリコだしで鰹節を少々入れます。
白味噌はイヅツ味噌に限るようです。それはまったり(讃岐弁です)とした味を出すということで・・・
醤油も少々たらすと良いようです。
そんなかんじで讃岐のお雑煮は出来上がります。
これを生かしたお雑煮うどんというのもありますので、お正月以外でも試食することができます。
是非、香川へ・・・
以上、うちの嫁からの聞き取り調査でした。

Posted by: ShopMaster @ January 4, 2007 10:39 PM

kawa さん、あけましておめでとうございます。
たくさんのお雑煮を見るのは大変面白いですね。餅を焼くのか煮るのかの違いも大きいですね。煮たらどろどろ.....というような記述が多く、私は好みませんが、新潟の餅別ならばいいかもしれません。
本年もよろしくお願いいたします。

Posted by: 秋山東一 @ January 3, 2007 12:17 PM

おめでとうございます。
リンクして頂いて有り難うございます。
こちらからトラックバックが出来ないのが残念です。
どの話も興味深いのですが、白味噌とすまし汁、両方という家が結構多いのですね。
大阪でもすまし汁というのも意外でした。
大阪の中での住み分けにも興味が湧きました。

Posted by: kawa @ January 3, 2007 12:10 PM

たかさん 、あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
『餅の見えない』まさに雑煮?...........って何だろう。楽しみです。

Posted by: 秋山東一 @ January 3, 2007 10:14 AM

先生、あけましておめでとうございます。
『餅の見えない』まさに雑煮?をのちほど
別便で送らさせていただきます。
 あまり人に見せられるようなものでは、
ありませんが................(笑)。

Posted by: たかさん @ January 2, 2007 09:43 PM

ai さん、あけましておめでとうございます。
いろんな所で、いろんなお雑煮が食されていること、とても面白く拝見しております。盛岡のお雑煮も関東一円のお雑煮と一緒ですね。ただ、私ん家のには大根がない......これは私の偏食の所為で母が外したのではないかと、ちょっと想像しているところです。
器は木曽漆の大ぶりの物です。正月のお雑煮専用ですが、ちょっと派手でそれ以外に使いようがないのです。

Posted by: 秋山東一 @ January 2, 2007 02:35 PM

わきた さん、あけましておめでとうございます。
30数年間の秘密が明かされ「あなたは橋の.......」というご心境でしょうか。
私のところも、家内の経験が反映されていませんが、これも特に私が抑圧したわけではありません。きっと彼女が、私は白みそ仕立てはきらいであろうと思っている結果ではないかと....思っているのです。又、大根が入っている仕様が大部分のような気がしますが、私ん家には入っていない.....これは私が昔から大根は嫌い(アースダイバー界でも、私は偏食男と思われつつあります)というようなところにあるのかとも思っているのです。
本年もよろしくお願いいたします。

Posted by: 秋山東一 @ January 2, 2007 02:20 PM

aKiさま

あけましておめでとうございます。
お雑煮大会はとても面白い企画でした。
それぞれの家のルーツまで現していたりするんですね。
食はけっして侮れない文化と言えるのようです.
弁柄塗りの大きなお椀にみえますが、素敵ですね~。

Posted by: ai @ January 2, 2007 12:52 PM

秋山さん、おめでとうございます。一日遅れになりましたが、元旦と二日・三日の2種類のお雑煮に関してアップしました~。じつは、昨日、自分の母親に「わがやの雑煮」の話しを聞くまで、関東風(元旦、すまし)と関西風(二日、三日、白味噌)がお正月三ケ日で交配せずに住み分けているものとばかり思っていましたが、どちらも関西(大阪)純正だと知り、ちょっとショックを受けました。
今年も、よろしくお願いいたします。

Posted by: わきた・けんいち @ January 2, 2007 12:50 PM

fuRu さん、あけましておめでとうございます。
世の中、いろんなお雑煮があるものですね。
本年もよろしくお願いいたします。

Posted by: 秋山東一 @ January 2, 2007 09:49 AM

m-louis さん、あけましておめでとうございます。
松茸入りのお雑煮、よかったですね。
今年もアースダイビングの企画が進んでいるようです。ぜひ、ご参加、お会いしたいですね。

Posted by: 秋山東一 @ January 2, 2007 09:44 AM

kameplan さん、あけましておめでとうございます。
ご自身のお雑煮と、奥様の実家のお雑煮、ぜひ、エントリーお願いします。

Posted by: 秋山東一 @ January 2, 2007 09:39 AM

あけましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりました。
本年もよろしくお願いいたします。
松本のお雑煮も鳴門が入るようです。

Posted by: fuRu @ January 2, 2007 09:37 AM

AKiさん、明けましておめでとうございます。
TBだけ先に送信してご挨拶が遅くなりました。
ところで、しおびきの話は以前に桂ざこば師匠がTVで毎年暮れのお中元にしているという話を聞いたことがあります。それはもう本当にしょっぱい、、けど、辞められないんだとか。。
ただ、塩鮭をほぐして、餅にからめて食するという話はしていなかったので、これまた文化圏が違うのかも知れませんね。しかし、その塩鮭、一度食べてみたいです。

それでは今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
(というか、是非アースダイビングに参加してお会いしたいところ)

Posted by: m-louis @ January 2, 2007 05:49 AM

早速エントリーさせて頂きました。
やはりすましが多数なんでしょうか?

明日、妻の実家(立川)へお年始へ行きますので、
義母のお雑煮もエントリーさせて頂きます。
(義母は石神井、義父は神田辺りの育ちなので、生粋のすましにありつけることでしょう)

Posted by: kameplan @ January 2, 2007 01:25 AM

yasu-k さん、あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。「わがやのお雑煮大会」参加、ありがとうございます。世の中、いろいろで面白いですね。
デジカメ更新.....そりゃあ.....あれに決まっています。

Posted by: 秋山東一 @ January 2, 2007 12:48 AM

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。早速、お雑煮大会、エントリーに参加させていただきました。今年も、Blog更新を楽しみにしております!(そういえばとうとうデジカメが壊れて検討中なんですが、やっぱりアレですかねぇ?)

Posted by: yasu-k @ January 2, 2007 12:41 AM

neon さん、あけましておめでとうございます。
「N的画譚」でご挨拶したつもりだったのですが、ここで改めてご挨拶させていただきます。又、ホームページも開設、ダブルでおめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
時に、ちょっと年を取っていると、それなりにお役に立つこともあるようです。

Posted by: 秋山東一 @ January 1, 2007 09:03 PM

Akiさん
早速のエントリーリンクをありがとうございます。
何だかAkiさんのお話は味わい深いですね。やはり私などの世代より、「日本的なもの」が人びとの暮らしのなかに残っていた時代の有り様を伝えているからこそではないかと感じます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

Posted by: neon @ January 1, 2007 08:00 PM