060511

木曽アルテック社

Architecture , Art/Design

5月11日(木)朝、NHKニュース「おはよう日本」では天然素材の床塗料が紹介されていた。桐油、糠油などの耳慣れない新しい素材だが、漆が紹介されていた。
漆仕上げの床、漆仕上げの床材が紹介されていたが、木曽アルテック社の製品、工場での作業風景であった。

kisoartech_1.jpg

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木曽アルテック社の斉藤さんとは永い付き合いだ。1990年の3月に竣工した「木場の家」木曽アルテック社モデルハウスの計画からだから。かれこれ17年になる。

木曽の楢川村生まれの斉藤さんは木曽の伝統工芸、漆芸作家としてスタートした。その後、木曽の豊かな森林から生み出される豊富な木材、そして漆芸、木工技術を活かした仕事、漆器、木製品、家具、住宅、新しい漆と紙のコラボ、漆紙まで生み出した。きっと、お会いになったらびっくり、木曽ばなれ、日本ばなれした KISO のイタリアーノという人物なのだ。

その豊かな成果は木曽アルテック社のウェブサイトで見ることができる。その中の「木を扱う者として...」は、斉藤さんの木を森を愛する心情が吐露され、頭が下がる。

木曽アルテック社
aki's STOCKTAKING: お椀

Posted by 秋山東一 @ May 11, 2006 02:18 AM
Comments

iGa さん、楽しかったですね。もう、Once upon a time......ですね。
斉藤さんには、あの時、ずいぶんとお世話になりました。

Posted by: 秋山東一 @ May 5, 2006 01:27 PM

takayama さん、ごぶさたいたしております。
Blog を見ていただいているとおり、相変わらず...であります。
斉藤さんとは古くからお付き合いさせていただいています。今はなくなってしまいましたが、潮見の住宅展示場の中に木曽アルテック社のモデルハウスを設計した時からのお付き合いです。
斉藤さんは基本的にモダニストなんだと思っています。しかし、後ろ盾の木曽、その材料、技術でカモフラージュしているんじゃないかしら。青山ショールームの一枚板の庇、あんなこと出来る人って斉藤さんしかいないんじゃないかと思っています。

Posted by: 秋山東一 @ May 5, 2006 01:24 PM

ご無沙汰しています。
いかがお過ごしですか?
いつも、ブログ拝読させていただいております。

秋山さんは木曽アルテック社と、そんな関係をお持ちだったんですね。
こちら、漆建材に関して、今建設中のプロジェクトで何度か相談に乗っていただきましたが、予算の都合であえなく断念しました。
それと、以前青山のショールームに行った時、以下のようなレポートを書きました。
よろしければ、ご覧ください。

http://www.t-e-a.org/blog/2005/08/post_2.html

紹介いただいた番組は是非見てみたいと思います。

Posted by: takayama @ May 5, 2006 09:45 AM

「こ、こ、のぉ〜お方は〜良いお方ぁ〜♪」
そういえば奈良井のお祭りに二泊三日で行きましたですね。それもお盆の大渋滞の最中に、あれはもう14年前のことですね。
鎮神社前の斉藤さん所有の民家に投宿、自炊のつもりが玄関開けたら生ビール状態で、奥様手作りの郷土料理に感激!するは、漆職人は酔っぱらってからむは、三岳村の大先生は足下がおぼつかない状態でスタッフに付き添われご帰還するはで、はちゃめちゃの楽しい田舎の祭りでしたね。

Posted by: iGa @ May 5, 2006 09:13 AM

いのうえ さん、どうもです。
そうです。「塔の家」の直前に立ち寄った所が青山ショールームでした。木曽アルテック社の本社は木曽の楢川村の奈良井にあります。木曽の街並みが保存された美しい所です。そこに「感樹館」という大きなショールームがあります。
家の「お椀」は木曽アルテックの物ですが、斉藤さんの作品というわけではありません。

Posted by: 秋山東一 @ May 5, 2006 05:42 AM

第三回アースダイビング大会の行程で立ち寄ったのが ここの青山ショールームでしたか。あの素敵なお椀の作り手なのですね。

Posted by: いのうえ @ May 4, 2006 09:48 PM