060110
| 科学の学校ニュース | ［ BOOKS ］ |
昔、1950年代の始め、岩波書店から刊行された「科学の学校」という子供向け(中学生向け位の)の月刊誌があった。
月間雑誌というよりも、月々分冊として発売され、最終的に書籍になるように刊行されたものであった。1952年5月から1954年4月にかけて、学校の年次のように一年分12冊が第一学年から三学年まで36冊が刊行された。
エントリー 3D の立体図像は、本誌附録の小冊子「科学の学校ニュース」に載っていたものだ。
内容はその号の本誌の内容を補足する意図をもった、短文の記事だ。
この「科学の学校ニュース」 第２年次 8号 1953年1月20日発行の内容は次の通りであった。
もちろん、「浮き出す写真」の記事は「目と光学器械」の関連だ。
１． 歯車
２． 送電
３． 目と光学器械
４． 染料と染色
５． 役に立つ動物
この号だけの内容を見ても分かるが、この「科学の学校」のジャンルが広く、自然科学に限らず、科学技術、工業にいたるまでと広いのだ。とても丁寧に編集され、その図版のすばらしさは特筆ものなのだ。私は、その頃、内容よりもその図版、図解に心奪われたのを思い出す。
この「科学の学校」は三冊の合本用バインダーに収まって、家のどこかにあるはずなのだが......。出てきたら詳細にエントリーしておこうと思っている。
その附録であった「科学の学校ニュース」 は、立派なハードカバーに製本されて手元にある。
そのA5判12頁の小冊子36冊、432頁分を製本したものだ。母が製本屋に注文して製本してもらったものだ。
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