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「東京」の凸凹地図

BOOKS , Map

masa さんの「Kai-Wai 散策」で、ほぼ重大ニュースが発表された。

本書の紹介である。これは即刻ゲットしたいと本屋に向かったのである。JR八王子駅近くの「くまざわ書店」の地図売り場でゲット、探したぜ。

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地べたで再発見! 「東京」の凸凹地図

東京地図研究社/著

ISBN: 4774126055
出版: 技術評論社

定価: 1,764-円(税込)

やぁ、masa さんのご紹介通り、すばらしい内容なのである。

のっけからこうくるのだ。

自然は地形の大河ドラマだ!

当挙といえば、お台場の埋め立て地や、六本木ヒルズの造成地のように、
人手によって自然の地形が失われてしまったイメージがあります。
しかし、大地にとってはそれはかすり傷のようなもの、
自然の摂理に従って、いまなお悠久の歴史を刻み続けているのです。
本書では、東京人が日頃見過ごしてきた地べたの起伏に目を向けて、
今まで気付くことすらなかった、自然でありのままの東京を再発見します。

重複するが、本書は、以下の3部で構成されている。

第1部: 東京の地形の概略と成り立ち
第2部: 3D写真で見る『東京』の凸凹
第3部: 陰影図でなっとく!首都・東京の地形

第1部は本書理解のための基礎知識。第2部は付録の赤青のメガネを使っての東京の25カ所の3D航空写真の立体視。第3部は masa さんが先鞭をつけられた「カシミール3D」によるアースダイプ地図と同じ陰影図による東京の地形解説20カ所、そして横浜、鎌倉まで。そして「中央線」と「小田急線」の沿線分析という充実した内容なのである。

masa さんがコメントに書かれたように、こんな本が出版されたという事実が、新しい街、都市の見方をしようという人々が生まれてきている証しなのだと思う。以前、STOCKTAKING にエントリーした「東京・首都圏未来地図」に、ただただオロオロしていた自分も、今、そんな地に着いた自分として、東京を捉えたいと考えている。

Posted by 秋山東一 @ January 6, 2006 09:05 AM
Comments

AKiさん、iGaさん
僕は、最初に池袋のじゅんく堂へ行ったのですが、なんと売り切れてました。で、西武デパート地下のリブロに行きました。リブロでは、平積みになっていて、10冊くらい在庫していました。けっこう人気のようですね。

Posted by: masa @ January 6, 2006 01:30 AM

masa さん、どうもです。

ちゃんと読んでいないのにエントリーしちゃいましたが、とても勉強になります。玉川上水の話だけでも、立川断層との関係なんて読んでいるだけでどきどきしたくらいです。ご紹介いただいて感謝です。

iGa さん、どうもです。

最初、啓文堂で探したんですが、見つからず(なかったと思う)くまざわ書店にまわって、地図売場の書籍の中に背表紙を見つけました。ちょっと諦めかけていたところだったんですが。

Posted by: 秋山東一 @ January 6, 2006 12:52 AM

僕はイトーヨーカドーの「くまざわ書店」に一冊だけあったものをゲット。そうしたら地図売り場に「カシミール3D」の解説本も置いてありました。

Posted by: iGa @ January 5, 2006 11:53 PM

さっそくTBしてくださいまして、ありがとうございます。AKiさんのおめがねを通しても、まずまずの内容だ、との評価に、胸をなでおろしています。ほんとに、これに東京全地形図が付いていたらな~と、それが残念でなりません。

Posted by: masa @ January 5, 2006 09:59 PM