人は見た目で........ | [ Event ] |
週刊誌「週刊新潮」を買って読むなんてことはめったにないが、先日、お会いした小池さんから、こんな記事がありましたよ、ってコピーをいただいた。
12月8日号「週刊新潮」の連載コラム「見ずにすませるワイドショー…林 操 /連載178」の「人は見た目で9割引」という記事のコピーであった。
題名通りのテレビの番組の批評という記事なのだが、今、話題の「耐震強度偽造」の皆さん、建築士やらマンション会社の社長、テレビに登場の魑魅魍魎の皆さんの「見た目」を分析、偽装......された姿「見た目」の分析が延々と記述されている。
そして、先日の、NHK教育の「新日曜美術館」の吉村順三の特集の記述となるのだ。
「簡素にして品格あり 建築家・吉村順三の仕事」の内容を記述しながら、今回のテーマである「人は見た目で........」の話題へと移っていくのだ。
………
▼けれども今回、彼の作品よりも印象的だったのは、吉村本人、そして彼の同僚や教え子だった建築家たちの見た目。みんないい顔してるし、立ち姿も美しくてね。マンション建て(売り)逃げ屋のまっとう感が、本人たちの見た目で9割引だとすれば、吉村一門は見た目で9割増って感じ。
▼吉村はかって皇居の新宮殿の設計を依頼されながら、宮内庁と意見が合わず、エイと降りた。一方の詐話団には役所から政治屋(たぶん、その他いろいろも)までがお手々つないでどこまでも。定番の”自殺”も出ちゃって、もう標準的なニッポンの黒い霧だ。
▼嗚呼、美しいものだけ見ていたい。
なんとも......である。同じ建築関係の話ではあるが、こんなふうに括られて話題にされても、困るよなぁ。
林操さん、はじめまして、こんにちは。
「新日曜美術館」の吉村順三展紹介をコラムにご紹介いただきありがとうございます。そのせいか、多くの来館者で賑わい、図録も増刷というような騒ぎのようです。
登場の面々にお褒めのお言葉、ひとごとながら、ちょっと照れて「なんとも」となってしまいました。失礼いたしました。
コラム内で「皇居新宮殿」の設計の話までふれていただいたこと、うれしく思いました。
拙稿にお困りいただいたということでしたら面目ありません。建築についてはただの“ユーザー”であるワタシとして、思ったことを記したまででありました。
あの「新日曜美術館」は、直近の偽装偽造事件についてまでカバーしており、TVウォッチャーとしてはそのレベルから感銘を受けました。元来、吉村順三さんの仕事のファンでもありましたし。
当方としては、プロのお眼にとまっただけでも嬉しい限りです。どのあたりが「なんとも」なのか、ご教示ねがえれば幸いではありますが。
eirakusan さん、こんにちは。
一昨日も国会の証人喚問が話題でしたが、なんとも奇っ怪な人の繋がりと思っています。この業界の......というようなものではない、と思っています。
秋山さん、お久しぶりです。
これは、とんちんかんな意見かもしれませんが、この数週間、世相を映す時代の顔というものの一つのセットを垣間見たような気がします。
もう一つのセットは、数ヶ月前にさかんに登場していました。
今はある意味で顔も混沌としていてわかりにくいです。
トップに立つような人の顔をしていないのに指導者になっている人がごまんといます。
これも平等ということの一つの側面なのでしょうか。
ヒューザーの社長の顔は夜鳴きそばのようにも見えますが。
ちょっと悪のりしたテレビのワイドショー的な方向、分かりやすいだけの話ですね。ちょっと前の「小泉劇場」を思い起こさせます。
しかし、広がってきたこの騒動、あまりにも奇怪なので、その事実自体を理解しにくくしているような気がします。
人相の善し悪しということでは。ヒューザーの社長を悪人面と分類すれば、話しが済んでしまいます。
彼はなぜあれ程まで皆の期待に応えてくれるのでしょうか。
どおしても悪役であろうと主役を譲りたくないようにみえます。
世間が望む通りの役をなぜあんなに熱心に演じるのか畏敬の念すら覚えます。
彼自身の悪行よりも世間が彼によせる期待に問題があるとも思います。
悪役を仕立てる事ばかりに熱心で、どうして姐歯は彼の職能をまっとう出来なかったのか。
つまるところ設計に時間もお金も掛けたく無いのは誰なのかと言う
話にはいっこうになりません。
まぁ、見た目で......で括っているわけですから。
Posted by: 秋山東一 @ December 12, 2005 04:15 AMそんなオチでしたか!
確かに人相はよろしくないと思いましたが。
>彼の作品よりも印象的だったのは
ワイドショー的視点だとそうなるんでしょうか・・・
Posted by: aneppe @ December 11, 2005 09:34 PM