050820

海馬—脳は疲れない

BOOKS

4101183147.jpg


海馬—脳は疲れない  新潮文庫

著者: 池谷裕二 / 糸井重里

ISBN: 4101183147
出版: 新潮社

定価: 620-円(税込)

読まなきゃ、と思っていた「進化しすぎた脳」の池谷裕二の前作、この「海馬」が文庫本になっていた。

早速、読んだのであった。「進化しすぎた脳」の講義録としての硬さもなく、これが面白いのだ。

糸井重里との対談を通して、脳科学最前線の情報がおしげなく展開されていく。
言葉のプロとしての糸井の発想が、どんどん脳の問題として深化していくのが気持いいのだ。

糸井  日本人的なことでいえば、師が無数にいるという感覚は、八百万の神の発想に近いですね。
池谷  人間の歴史と宗教の歴史って、たぶんおなじくらい古いわけですよね。
    そもそも、脳の中には、宗教をつくる回路が用意されているんです。
糸井  え? ホントですか?

    .........

池谷   側頭部の上の部分の、しかも左半球にあるんです。
    ........

どうですか、面白いでしょ。

Posted by 秋山東一 @ August 20, 2005 02:15 PM
Comments

この本はうちの事務所の指定図書なんです。
「意識」が大事であるとつくづく思います。

Posted by: 伊礼智 @ August 25, 2005 06:28 PM

「進化しすぎた脳」よりも、面白いんじゃないでしょうか。
やっぱり、糸井というすぐれた聞き手というのか、対談者がいるせいだと思いますが。

しかし、トラックバックおかしいですね。タイトルだけが文字化けしているなんて。

Posted by: 秋山東一 @ August 22, 2005 10:38 AM

「進化しすぎた脳」も面白かったので買い物のついでに文庫本買いました。

Posted by: iGa @ August 21, 2005 06:44 PM

あー、おもしろかった!ぼくの生涯のベストテンに入るだろうな。
さっそく読んでMyPlaceにエントリーしました。脳細胞の神経のつながりってことが、ちょうどblogのようだと、勇んでトラックバックしたらうまくたながらない。そこで、やむなくコメントで代用しますので、MyPlace(下記のアドレス)も読んでみてください。
http://myplace.mond.jp/myplace/archives/000180.html#more

Posted by: 玉井一匡 @ August 21, 2005 04:31 PM