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新行軍将棋

TOYS

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ずいぶん昔、どこかの玩具屋のデッドストックを手に入れたんだと思う。これで遊んだことがあるなんて人って、とっても少ないんじゃないかな。

これは「行軍将棋」だが「軍人将棋」とも呼ばれていたと思う。将棋とあるが、いわゆる将棋とはまったく異なったゲームなんだ。

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箱の中には将棋盤にあたるうすい紙と将棋の駒がはいっている。将棋の駒の形、五角形をしているが、将棋の駒とは異なる。二色の駒があり、その表面の文字はスタンプなんだ。

黄色の駒とオレンジ色の駒、各々23個の駒がある。23個の駒は、大将(1) 中将(1) 少将(1) 大佐(1) 中佐(1) 少佐(1) 大尉(2) 中尉(2) 少尉(2) 騎兵(1) 地雷(2) 工兵(2) タンク(2) ヒコーキ(2) スパイ(1) 軍旗(1) の23枚である。

遊び方は、対戦者と審判の三人で競技する。盤上の23の区画に各駒を対戦者に隠すように裏返して自陣に配置、突入口から駒を相手陣に向かわせ、相手駒との強弱によって盤に残る、あるいは排除するのを決める。強弱は位が上位が強いのは当然だが、地雷は工兵・ヒコーキに負けだが、他全てに勝つ、なんていういろいろ面白いルールがある。

勝敗は敵陣の総司令部に先に駒が入ったものを勝ちとする。

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左が盤である。自陣、敵陣とも23の区画がある、大きな区画は総司令部だ。2本の突入口がある。
この薄紙の盤、印刷は活版印刷だ、総司令部の絵はゴム印というレトロなものだ。

真中の部分にルールが印刷されているが、クリックで拡大表示を見られる。

この「行軍将棋」はレトロなゲームとして、今でも市販されているようだ。
なんだか、「公式サイト」まで存在している。

● 軍人将棋の歴史

Posted by 秋山東一 @ August 21, 2005 10:43 AM
Comments

正にこのラベルの軍人将棋で私も遊びました。二人で遊べずに誰か審判を捜さなければならないのが、最大のネックでした。

Posted by: kawa @ August 22, 2005 08:26 PM

海馬のエントリーのトラックバック有難うございます。
軍人将棋については、私も以前エントリーしたことがありましたので、トラックバックさせていただきました。

私の現代プラスチック版とちがって、さすがデットストック。
外箱も盤も趣があり、モノとしても素敵ですね。

Posted by: raizo @ August 21, 2005 07:59 PM

軍人将棋は駄菓子屋の定番商品でした。
夏休みになると日向での遊びを避け、木蔭の涼しい所に茣蓙を敷いて近所の子供とカードゲームや回り将棋、軍人将棋なんかで遊んでました。
他に戸外の遊びでは水雷艦長なんてのもありましたね。

Posted by: iGa @ August 21, 2005 11:45 AM