050309

CHARLES & RAY EAMES 展

Architecture , Event , THINK

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東京駅八重洲口の大丸で開かれている「CHARLES & RAY EAMES 展」に出かけた。
玉井さんの Myplace で知ったのだ。

空いているかと思いきや、デザイン学校の生徒とおぼしき若い女性でいっぱいであった。

最初に、成型合板製作マシンでどぎもをぬかれるが、たくさんの資料、グラフィカルな作品、もちろんイス達、家、たくさんのスライド、引出しに収められた(展示用の引出しの中に彼らの本物のスティールの引出しがある)分類された小さなコレクション等々、どれもすてきだった。彼らの映画も随所で上映されていたが、出口近くのミニシアターでは「Pwoers of 10」が上映されていた。

作品を並べて展示してあるだけというよりも、数々のエスキース、数々の製造治具を展示し、彼、彼女の考え、その背景、その世界全体を捉えようという意図がすてきだった。

出口近くにあった、成型合板による「副木」の展示が、僕にとって一番の収穫であった。
それは1941年、第二次世界大戦中にデザインされたものだ。それは成型合板という新しい技術、戦争という事態での社会的要請、それが美しくデザインされたものとして、そこに存在していることに感銘したのだ。それは、月並みだが、古き良きアメリカという世界をも感じるのであった。

大丸ミューシアムで3月14日(月)まで

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おみやげはこれ、ちっぽけな「パラパラ漫画」、彼らの映画、HOUSE と Toccata for Toy Trains の一部を動画として楽しめるのだ。


aki's STOCKTAKING: Charles and Ray Eames

Posted by 秋山東一 @ March 9, 2005 09:57 AM
Comments

 すいていなかったんですか、でも若い女の人たちでよかったですね。そう、私が行ったときにはパラパラ漫画のところを若い女の子たちが占領していて、こいつらが終わったらなんて思いながら待っていたのですが、他のものを見ているうちにすっかり忘れちゃいました。
 この副木は、2つか3つに分割して、部分的に重ねてスライドするようにすれば寸法の調節ができるだろうにと、思っていました。
しかし、こういう「古き良きアメリカ」ををまぶしく見ながらぼくたちは大きくなったんだと思いました。

Posted by: 玉井一匡 @ March 9, 2005 11:06 AM