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CYCLE

BOOKS , CYCLE

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ずいぶんと、やれているが、1962年に出版された Daniel REBOUR ダニエル・ルブールの著作だ。

書名 CYCLE とあるから、もちろん自転車、競技用と旅行用自転車のハードウェアを解説したものだ。

全編フランス語だが読むというよりも見る、全編、ルブールの精密な絵が満載なのだ。

裏表紙に7/10 '64 と自分で印した跡があるから、1964年7月10日に手に入れたものだ。ちょうど、東叡社製のフレームの赤いランドナーに夢中の頃だ。

ペーパーバックスで上等とは言えない紙質の175頁の本だが、ただただ、ルブールの自転車、部品の絵を厭かず眺めていたものであった。それは実物の写真を見るよりも、美しく、輝いて見えたものであった。

又、30点ものフランスの自転車メーカー、プジョーや、ルネ・エルスの広告、JOSSIMPLEXHURET のような部品メーカーの広告も載っており、それも厭かず眺めて、想像たくましくしていた時代であったのだ。

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ニュー・サイクリング誌の出版社エヌシー企画によって、Daniel REBOUR ダニエル・ルブール著「イラストによるスポーツ車と部品の変遷」が、四巻も出版されている。高価な本だが貴重な資料だ。

スポーツ車と部品の変遷


Posted by 秋山東一 @ April 5, 2006 03:05 AM
Comments

秋山様
先程は有難うございました。
思い出しました。自転車ではチェーンホイールですね。
小学校の3年の頃にそれまで乗っていた18インチの子供用に我慢が出来なくなりました。
ケンコー号の色や仕上げは気に入っていたのですが、女乗りのフレームや内装3段が中学に入ってから我慢が出来なくなりました。
荻窪のパターソンズハウスでは相手にされづ、(あと三年待ちなさい君の身体が大きくなったら作ってあげると言われても待てなかったのです。今考えれば至極まっとうなアドバイスだったと思います。)フレンド商会で組んでもらったトーエイフレームはケンコー号の後でした。

Posted by: kawa @ April 11, 2006 05:38 PM

shin さん、kawa さん、どうもです。
お二人ともケンコー号なる自転車のようですが、各々独自の自転車の歴史があるようですね。
私が最初にサイクリング車なる自転車に乗ったのは1959年頃中学生の時でした。小坂一也なる歌手の「サイクリング、サイクリング、ヤホ〜♪、ヤホ〜♪」なる曲が流行っていた頃でした。それも貸し自転車なるものがあって、自転車屋で一日500-円也(と記憶してますが)で三段変速のサイクリング車を借りて、仲間と小河内ダムに出かけました。

Posted by: 秋山東一 @ April 10, 2006 10:34 PM

ライラック(昔は日本に沢山のオートバイメーカーがありました)からブリジストンに行って、ブリジストンがオートバイを止めてからは自転車のデザインをしていた林さん(その後アクシスの親分もやっていたように思います)が研究用という名目で作ったルネルスは正に、左頁の上のやつに極く近いものでした。
クランクと前のギア(オートバイではドライブスプロケットですが、自転車では何と言いましたか?)はルネルスの看板ですから、
皆同じですが、フェンダーからキャリア、ライトまでとても良く似ていました。ただ輪行用にフレームが途中で折れるようになっていました。(デカポタブルとか言ったように思います)
本体の他に、カタログ替りだったのでしょう、キャンピングからランドナー、スポルティーフ、レーサーまで、20枚か30枚ほどこうしたイラストが付いていました。
PS
黄緑のメタリックにフォークの先がクロームメッキ、フェンダーとリムがアルミも珍しかったと思います。買ってもらった26インチの自転車はケンコー号でした。太いダイキャストのラグが残念でした。

Posted by: kawa @ April 10, 2006 09:57 PM

サイクリング車とオートバイのイラストのようなモノばかり描いていた時期があります。多分小学校高学年か中学の頃です。そのころ「KENKO」号という赤いサイクリング車を持っていて、東京サイクリングセンターへちょくちょく行ってました。alpshimaさんとも当時お会いしてるかもしれないですね。

Posted by: shin @ April 7, 2006 10:23 AM

kazuhiko さん、どうもです。今度お会いする時に持ってまいります。

Posted by: 秋山東一 @ April 7, 2006 04:09 AM

私、見たことありませんが噂には聞いていましたのでワクワクする本ですね。そうなのですルブールのイラストの自転車達は本物よりもずっと魅惑的なのです。そうかと言って誇張されているわけでなく、部品の描写素晴らしく、どう動くかなんてことまで想像がつくものでした。
秋山さん、向学のため機会がありましたら是非拝見させてください。

alpshima 様、私ずっと若輩ですがゼファーの広告写真というのも素晴らしいモノで、あれでキャンピングが欲しい!と思った方は多かったと思います。鳥山新一さんの著書を無くして残念に思うこのごろです。

Posted by: kazuhiko @ April 6, 2006 10:44 AM

alpshima 様、コメントありがとうございます。
この CYCLE、友達に貸したり、なかなか見つからなかったりしたのですが、こんなにボロになってしまいましたが、あったのです。
私の最初に手に入れた自転車はアルプス・パイオニアでしたが、東京サイクリングセンターができる前じゃなかったかと思います。あったらゼファーにしていたろうと思います。いろいろ自転車系のガラクタがあり、いろいろエントリーしていこうと思っています。しかし、現役のサイクリストであらせられるご様子、感心いたしております。
私、そちらよりちょっと先輩ですが、この STOCKTAKING に公開しております通りの生活であります。

Posted by: 秋山東一 @ April 5, 2006 03:58 PM

秋山東一さま。
まさに、この本です。高校時代は鞄の中に容れて
よく見ていました。東京サイクリングセンターの
顧問でした鳥山新一氏に薦められ、吉祥寺の店で買いました。当時はこの本に出てくる部品の殆どは、日本になく、泥除けとランプを結合する部品をこの本を見ながら、サイクリング・センターの工房を借りて、手作りしました。今から7年ほど前に見失ってしまいました。現在はロード・タイプに乗り週末は殆ど、都心のヒルクライムを楽しんでいます。
1947年生まれ・58歳です。商業環境デザインを中心に生活しています。

Posted by: alpshima @ April 5, 2006 02:33 PM