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SqueezeDriver

TOOLS

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先端は1/4吋規格の標準的なビットを差替えするドライバーだが、その廻し方がちょっと変っている。

ピストル型に握って、前の引き金を引けばいいのだ、それによって先端が回転するのだ。
電気ドリルや充電どりるとは異なる、まったくの手動、マニュアルで駆動することができるという優れ物なのだ........というフレコミだったのだ。
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ところがどっこい、そうはいかない。

このドライバーを考案した人は、とっても大きな手で、なかなかの握力の持主だったのであろう。
テレビの通販か何かで、衝動的にゲットしてしまったが、すぐにその欠陥が分かった。この道具を使うにしては非力な自分でを認識するのであった。

今なら充電ドリル、それも小型で安価なBOSH製なんぞの仕事を手でやろうとするのは大変だが、昔はプロも手動のドライバーを使っていた。ドライバーの把手を上下動させることによった先端部を回転させるという仕掛けだ。このSqueezeDriverと先端がまわるというところは同じ仕掛けなのだが、一方は上下動で、こちらは、レバーによるという効率の悪い運動だったのだ。

たくさんの差替え可能なビットとともに、その性能が魅力的にデモンストレーション(もしかすると水着の女性で....)されるのを見ても決して心動かされてはいけない。この買い物は失敗である。


このお道具の失敗を期に、このような行為を「愚行記念」として記憶に留めることとした。
「愚行記念」は有形と無形がある。もちろん、本 SqueezeDriver は有形愚行記念物として末長く保存されることとなった。残念ながら、保存状態が悪く写真は損傷している。

Posted by 秋山東一 @ March 3, 2005 06:34 PM
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