1. IMCO TRIPLEX オイルライター | [ TAU·SHOKEN·KENCHI , TOOLS ] |
機械解読1 LANDship/1997
「TAU」1973年2号所収
第2次世界大戦において、小火器の面で大きな変革がなされた。サブマシンガン、アサルトライフル等の自動火器の出現である。
そのもの自体の意味は、もちろん大きいが、それよりも一般的な、兵器の製造法、および、その製造法からくるその設計である。
それは大量生産品の概念、そのものなのだ。
大戦以前、すべての兵器は高度な生産工程、正確な機械加工、品質のよい素材、熟練を要する精密な部品の組立てを必要とする工程によって作り出されてきた。それは、兵器を非常に高価なものとし、戦争の要求する大量生産にはまったく不向きのものであった。
第2次世界大戦の生みだした兵器、それらの自動火器は、製造の簡易な、安価な、大量生産にむくデザインとなったのである。
それは、それ以前の兵器の概念とはまったく異なったものである。その強力な性能に対して、単純で簡単な機構、必要十分な仕上りをもったものとなった。
それ以前の兵器は、兵士のもつ唯一の必要以上に高級で、高価な品物であったが、第2次大戦は、安価で、必要十分の実用品、そして、性能のよりすぐれた兵器としたわけである。銃身のように必要なところ以外、型打ちされ、曲げ加工された鉄板を組立てた外観は、古い兵器の概念からすれば、まったく奇妙にうつるであろう。
デュポン・ロンソン・ダンヒル等の高級ライターは第2次大戦以前の兵器の概念であり、イムコトリプレックスの単純な構造、簡単な加工性、単純で明快な機構、均密化された巧妙な設計は、新しい兵器の概念そのものなのだ。
オイルライターという単純な機械であっても、イムコトリプレックスは高度な設計思想と概念の産物である。
「TAU」1973年2号所収
● aki's STOCKTAKING: IMCO TRIPLEX オイルライター
● aki's STOCKTAKING: IMCO /G 66-R ガスライター
● aki's STOCKTAKING: IMCO 6900 オイルライター
とにかく、芯が短すぎる。
ZPのウィックで、取り替えた。
あれでは、新しいファンは増えないぞ。
初めての人では判らない。
イムコは、手間が掛かるのが、楽しみだが・・・。
最初は、ZP並みの芯を入れておくべきだ。
私は。イムコ派だ。
Posted by: kohoo @ December 26, 2011 10:18 PMあー。。そうですか。。。
では、アルキテクスト(相田武文、東孝光、鈴木恂、竹山実、宮脇壇)ーTau0号に掲載ーは、お持ちでしょうか?
書影見てみたいですけど。。。。。。
kamousagi さん、どうもです。
まぁ、気長に待つことです。そのうち、現れるでありましょう。
エントリー「● TAU」に全5冊の写真を載せました。
ふぁぁん。
1−4号までで2万円かかってます。
0号ー、1万円、、、2万円でも結構です!
候補の方、お願いしますっ。
kamousagi さん、どうもです。
出版準備号、0号はありました。何冊あるか知りませんが、持っている人はてばなさないんじゃないかな。
秋山東一様、
ご無沙汰しております。再びkamousagiです。
実は、、TAUに0号があったのを知りました。http://www.acetate-ed.net/blog/?itemid=1210
うううむ。。。
ど、どなたか譲ってくださる方はいませんかぁ。。。
溜息
秋山様、
お返事ありがとうございます。
「紙面を縦に切って綴じる」、、、??な、なるほど!
本を切る!凄い発想です。たしかに穴にちょうどよいマージンで記事がページごとに掲載されています。
でもあらためて各号を見ると1、2号にはキリトリ線とも言えそうな縦のラインも入っていますが、全ページ大イラストのシートもすこしありますね。これが3号になると全ページ大イラストがどっと増え、縦線は消滅。この幅のマージンに入れる記事も減り始め、4号ではもうこの大判でも狭い!かのようにイラストが横溢しています。
それなのに、「穴」だけずっと同じスタンスで空けてあるのが、なんかしみじみしてしまいますw。
(ー他の方も読まれるかと思いまして、詳細を記してみました。秋山さんは、きっと全号お持ちですね。)
>もう、TAU は歴史的事象です。
今は昔、なのですね。でも好きです。
ありがとうございました。
Posted by: kamousagi @ January 8, 2011 11:05 AMkamousagi さん、どうもです。
その穴はデザインというか、伊達に空いているわけではありません。紙面を縦に切って綴じるような企画だったと思います。
この建築雑誌は発刊当初大いに話題になったものです。本書執筆者の多くは若かったのですが、その後、建築界で活躍した人物ばかりです。
決して「珍本」を狙った……というものではありません。
秋山東一様、
さっそくのお返事ありがとうございます。(ほっ。)
もう一度、じっくり雑誌を見てみます。(あんまりよくわからいのですがw。)
先日、珍本好きの友人が来て、「不思議な本だ」、と二人で腕組みしてうーん、とやっていると彼女が「この穴はデザインかしら」というので意識したのが右上端に直径5ミリ程の穴。本を貫通してまして、4号みな同様です。
「ゾッキ本、という意味では?」と何となくわかったような気がしてたのですが、他人に質問されるとはてな、なのでした。
「この穴はデザイン」でしょうか?
kamousagi さん、はじめまして、こんにちは。
TAU は、残念ながら4号で終わりました。4号全部持っている人は執筆者以外には非常にすくないんじゃないかなぁ。
もう、TAU は歴史的事象です。
ものすごく後からのコメントで失礼します。
実はTAU1-4号まで持っているのですが、これは4号でオワリなのでしょうか?珍本なので、後があるなら探求したいのですが。
、、、ブログに書き込むの初めてです。場所もここでいいのか、、。TAUの項にはコメント入れるとこが見つからなくて。失礼ありましたらご了承くださいませ。
Wash さん、はじめまして、こんにちは。
「ZIPPO は芋です」は言い過ぎですが、IMCO の設計が優れているのは明らかです。まだ珍しい IMCO の製品を持っておりますので、エントリーしたいと思っています。
お邪魔します、35年ほど、IMCO JUNIORを愛用している者です。
「ZIPPOは芋」に同感です、「醜いアメリカ人のシンボル」でしょう。
ここ数年の製品、特にキーリングが付いているものは「芯」が変わったのか(昔はボロ紐風、今は化学繊維風)、数ヶ月で着火が悪くなるように感じます。今日買ってきたSUPERも最初から調子が良くありません。
アドバイスあればお教えください。
Posted by: Wash @ July 10, 2006 05:30 PM成る程、最近に限った話ではないのですね。
’きっと、南米とか南洋とか、’には吹き出しそうになりました。
私の知る限りですが、昔(1970年代)からスーベニア風の物はありました。
市販されてはいませんでしたが、日本の IMCO の代理店から複数の見本をもらったことがあり、その中に何個か、色つき、柄つきの物がありました。きっと、南米とか南洋とか、そのあたり人の好みなのかな、と差別的に思っていました。
お陰様でIMCOのオフィシャルサイトを見る事ができました。現行品は空気取り入れ口が丸穴から縦長のスリットに変わっていました。
変な彫刻入りで怪し気なスーベニア路線まっしぐらと言った感じです。
西部劇模様でジッポと張り合うか、浮世絵入りで箱根で売っていてもおかしく無い。
私達の思い入れとは別の所を目指しているように思われます。残念。
木屋にいらっしゃるなら、木屋特製の500円の黒い爪切りがお勧めです。私は世界一の爪切りであると考えています。
Posted by: 秋山東一 @ July 14, 2003 01:21 PM正直、当方の生活スタイルにおいては、いまひとつ馴染みの薄い一品ながら、
おお、これは素晴らしいアイテムだ、と感激していたら、木屋にて比較的安価
で入手可能なんですね。
早速、足を運んでみようかと思います。
Posted by: Shun @ July 14, 2003 12:41 PM30年前の私の記述です。この aki's STOCKTAKING のアーカイブの底にあるべきものなのです。
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先日、日本橋の刃物屋「木屋」に行ったら、このIMCO TRIPLEX オイルライターがおいてありました。これと、風防付きのタイプと2種類、価格はよく見ていなかったので、定かではありませんが、500円と900円てな感じでありました。品物の横に「お買いになったらオイルを入れてさしあげます」とあって、いかにも「木屋」らしいと思いました。
最近は、喫煙の習慣(かくなる私もその習慣を絶ってから幾歳月でありますが)は否定されるべきものですが、ライターという道具がいらなくなってしまったのは残念であります。
この IMCO の設計は本当に洗練されています。ライターにしておくのはもったいないくらいです。ZIPPO は芋です。
Posted by: 秋山東一 @ July 13, 2003 07:01 PM