GALAPAGOS | [ BOOKS ] |
GALAPAGOS ガラパゴスという言葉は、ガラパゴス携帯、ガラパゴス化……という用語(日本由来の……)として親しいものだが、本来は東太平洋上の赤道下にある Galápagos Islands ガラパゴス諸島である。
先日の小佐木島、島の船、NAVEL 所有の船の名が BOOBY ブービーなる名前が付いているのに気が付いて鈴木敏司氏に聞いた。
まぁ、BOOBY ブービーなる呼称、「まぬけ」な……とか、愛嬌のある名前だ。
私:誰が付けたの……。
敏司:僕。
敏司:BOOBY ブービーって鳥の名前だってこと、皆知らないから……。
絵も付けたの。
ブービーって鳥がいるのを、ガラパゴスに旅行して知ったんだ。
私:へーっ。
敏司:ゴルフには、バーディとか、 アルバトロス、イーグルなんて、
鳥の名前の用語があるでしょ。
ブービーもそうなんよ。
ガラパゴス諸島には Blue-footed booby「ブルーフッテド・ブービー」こと、 アオアシカツオドリが生息しているのである。
その姿は足が青いという不思議なもの、生態はといえば、これ又、不思議な求愛活動で知られている。
● The Blue Footed Boobies Mating Dance | Wild Love - YouTube
ガラパゴスといえば、私の愛読書、カート・ヴォネガットの「ガラパゴスの箱船」……、見てみれば和田誠の表紙にいるではないか……、青い足して……。
この図柄、青い足は唯のデザインと思ったけど……、本当に青い(……空色)んだぁ。
このカート・ヴォネガットの「ガラパゴスの箱船」、鈴木敏司氏は読んでいないと思うので、早速お送りすることにする。
今は、文庫本である。
先日見た「島の台所」なる彼の住み処の二階、海に面した書斎で読むのが相応しかろうと思って、小佐木島に送ることに……、それもトラッキングできるレターパック便で送ることにする。
何だか、こんな住所「三原市鷺浦須波……」、島であることも何もないんだ。
というわけで、一日3便の定期船で郵便屋さんが配達してくれたようだ。
9月7日に三原に着いた時は、9月8日配達予定となっていたのだが、理由は分からないが「保管」に変わり、9日に配達された。
この「ガラパゴスの箱船」の表紙絵の作者、和田誠は10月7日、83歳で亡くなった。