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50年めの大きな玉ねぎ

Architecture , Blog

Yamada_manga_0.jpglink

ひょんなことから、こんなサイトに出合ってしまった。

副題には「日本武道館・京都タワーを設計した建築家の祖父『山田守』をめぐる コミック・エッセイです」とある。

……なにか BD こと、バンド・デシネ(bande dessinée)を思わせる、読むところがいっぱいの漫画だ。

建築家・山田守の人生を描くマンガ「50年めの大きな玉ねぎ」なるブログ・サイトなのだ。

作者のY田Y子さんは、山田守の四男・健治郎氏の長女、山田守の孫ということになる。

彼女が生まれたのが山田守没(1966年)後ということで、山田守に会ったことはないのだが、祖母がいた。沢山の記録をひもときひもとき、山田守の一生を描きつつある。

・ ・ ・ ・ ・

ブログ的に、定期的に公開されているのだが、現段階では山田守が金沢の第四高等学校の学生として、妻となる新保寿に出合うところまで……。

 ● 【漫画13−6】金沢6話 神保家パラダイス : 50年めの大きな玉ねぎ

これからの話の展開が待ち遠しい。


追記 190124

私が藝大建築で学び始めた頃、ちょうど、山田守の京都タワー・日本武道館を巡って建築界では景観論争が起きていた頃だった。
しかし、私にとっては偶然に出合った長沢浄水場の山田守でもあった。それは私に大きな影響を与えてくれた。

1982年の建築知識300号記念号 (7月号) 特集「原点としての設計スピリッツ」に他の著者と一緒に各々、三ヶ所の建築について書くことになった。
私が選んだのはコルビュジェの西洋美術館、霞ヶ関電話局、そして長沢浄水場であった。
その時、取材として、まだあった山田守設計事務所を訪問した。

その後、渋谷区上原に自宅と事務所を構えたが、東海大学富ケ谷校も近く、私にとって山田守は極く親しい存在であったのだ。


Posted by 秋山東一 @ January 20, 2019 12:24 AM | TrackBack (0)
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