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秋山設計道場2017in讃岐

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4月25, 26日の秋山設計道場in讃岐は無事終了した。
ホスト工務店を務めていただいた菅組の皆さんには大いに感謝である。

ここ香川県、讃岐の地には、2011年2月の「秋山設計道場第5クール第2回 in 讃岐」で伺って以来6年ぶりだ。

ここの菅組設計部には、道場初期にコンセプチュアルな作風で異彩を放った道場生、小野学氏が活躍しておられる。又、建築家・伊礼氏の主宰する住宅デザイン学校に学んだ願化潤氏もおられる。

それに、あの原理主義者、山地隆之氏もおられ……、まっこと、多士済済なのだ。

課題は菅組の本拠地、三豊市仁尾の敷地、仁尾は塩田と海運で栄えた町とのことだが、今は見る影もない。

この課題を制作する場所は、仁尾で塩田で大きな商いをしていたという商家「松賀屋」の建物(現在、仁尾の再興を図る社団法人・誇 (ほこり) によって再生中)、雨降りで寒かったが立派な邸宅であった。

敷地はその中心部、道路から東に延びた352㎡ (106坪)だ。
設計条件は「都会からの移住者の店舗併用住宅、景観を読み解く(歯抜けになった古い街並みの再生と地域活性を考慮する)家族構成 40代夫婦+子供2人」という簡単なものであった。

私は、スタンダードな小住宅と小さなカフェを作ることにした。最大の特長は道路から27, 8mに及ぶ東西方向の奥行を活かした庭ということになる。ちょっとした池を設けたのは、前日午前中に菅社長にご案内いただいた「出水 (ですい)」の影響である。水辺の楽しさを作り出したかったのだ。

カフェの屋根は草屋根……、同じく仁尾にある菅社長ご自宅の草屋根に対するオマージュなのだ。

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前々日のバスによる高松入り、そして徹夜明けのような状態での讃岐行脚、金毘羅詣でが祟って、設計脳も不調……、南北を反対に絵を描き始め、途中で描き直し……、ずいぶんと粗いものになってしまった。……ごめんなさい。

Posted by 秋山東一 @ May 13, 2017 10:31 AM | TrackBack (0)
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