PARABOOT | [ WEAR ] |
男の革靴は最低三足いる。他所行き一足、冠婚葬祭用だ。そして日常用二足……、履けるのは一足だが、日々のローテーション故の二足なのだ。
この主張を PARABOOT で実践する。
0. 他所行き一足
1, 日常用二足の1
2. 日常用二足の2
Paraboot を代表するUチップモデル、CHAMBORD だ。
Lisse Leather というオイルの含有率が高いカーフレザーで、雨に強く、頑丈で劣化が少ない特性を持っている。
ラバーソールは滑らずクッション性に優れている。登山靴と同じ、ノルヴェイジャン製法と云われる大きなステッチが目を引く。
おっと Paraboot にもプレーントウのもの CASTLE があったんだぁ……というわけでゲットしてしまった。
ずいぶんと昔からあるものらしいが、いかにも実用一点張りの外観が好ましい。フランスのポストマンシューズなる異名を持つているらしい。
CHAMBORD と同じノルウェイジャン製法だ。
これが、日常の二足目だ。
Uチップモデルの CHAMBORD だが、グッドイヤーウェルト製法によるものだ。
上質なカーフスキンを使用し、しっとりと滑らかな風合いだ。通常のシャンボードよりもスタイリッシュでおとなしい。
同じゴム底だが、ヒールリフト部分は中間層をレザーで積み上げてありドレッシーだ。
緑のタグもなく、これは、もう、他所行きに決定でしょ。
この三足を慣らし運転ならぬ……慣らし歩行中である。三足ともサイズは同じ8だが、同じようでも微妙に違う。
靴下の微妙な厚さの違いで、中敷の有無が効いてくるのだ。その選定さえ間違わねば快適そのものであーる。
1.ちょっと小さめの踵部分がしっかりと踵を保持、そのホールド感が気持ちいい。
2.高い甲部分と底の足踏まず部分によって構成される円筒形の部分が、紐を締めることによってしっかりと靴に包まれる感覚が安定感を感じる。
3.余裕を持った先端部、5本の指は何も拘束されることなく……、自由なのだ。
これが PARABOOT を履いた感じだ、