3D Shot Cam / TAKARA TOMY | [ Camera , TOYS ] |
見ての通り、玩具カメラである。TAKARA TOMY の 3D Shot Cam、これがなかなか面白い……、名前の通り「立体カメラ」なのだ。
早稲田の本橋仁氏が faceook 上で話題にしているの読んで、何か既視感……、即、ゲットしたのだ。
カメラと紙製のビューアー2個がセットだ。
横長のカメラの大きさは横145mm高さ56mm奥行30mmだ。立体視する2個のレンズの間隔は65mmで、真ん中に光学ファインダーがある。デジカメ特有の液晶モニターは備えていない。
単4アルカリ電池3本使用で、記憶メディアはSDカード、カメラ下部から挿入する。2GBで4,000枚とのことだから……、撮りっぱなしでいいのだ。
全体良くデザインされており、玩具というのは勿体ない出来なのである。
この 3D 立体カメラは2011年発売、世の中が3Dテレビが出てきたりした頃らしい。下記の分析が詳しい。
● 安原製作所/カメラ随想
既視感……、それは専用ビューアーにある。紙製の六角筒状で、一面に二つのレンズの入った覗き穴と鼻用穴があり、それに相対する面に立太子する写真を取り付ける仕掛けなのだ。
おっと、それはあいつと同じではないかと思ったのだ。手にしてから、まったく同じデザインであることを確認したのだ。
2006年、Miwa Ikeuchi さんからゲットした 3D Nighthawks がそれなのだ。それから、そのシリーズのいくつかをゲットし、そのビューアーを解読……、大いに盛り上がったのだ。
あのビューアー専用のカメラがあったのだ。
このカメラの発想は、ビューアーありき……、この優れたビューアーがあったからできたカメラというべきなのだ。
このカメラを使うのにコンピュータはいらない。手元のインクジェット・プリンタのスロットにSDカードを差込んで印刷すればいいのだ。
用紙は写真用光沢紙L版(127mm×89mm)だ。
左のように印刷されてくる。画像外の直線で切断してビューアーに嵌めて観るということになる。
画素数は1,526×1,068、30万画素のカメラだからこんなものだ。
今ならば、もう少し解像度を上げた写真も可能な気がするが、これがバランスというところかも知れない。
このビューアーを郵便物として送るには、定形、洋形2号(114mm×162mm)が必要だ。
はい、できますですね。
カメラのデザインはちゃんとしているのに、カメラの性能が今様でない……です。でも、遊べそうです。普通にスナップしてみたらいいんじゃないかと思っています。
ディスプレイで裸眼立体視もできますね
Posted by: 玉井一匡 @ December 9, 2015 04:52 PM