宝塚市の60年 | [ BOOKS , Map , Place ] |
私にとって縁もゆかりもない兵庫県宝塚市……、行ったこともない場所なのだが、今年、宝塚市が誕生して60年なんだそうだ。
市ではそれを記念して「子どもと大人が共感できる宝塚のまちの移り変わり」をテーマとした絵本を刊行した。
その中身を紹介した1頁を見て、これは面白い……、見てみたい、手に入れたいと思ってしまったのだ。
しかし、amazon にあるわけでもなく、販売しているのは宝塚市内の書店、あるいは市役所……なのだ。
そこで、思い出した宝塚市の工務店、シーエッチ建築工房……、そこのチーフの浪江朋弘さんに お願いしてみたのだ。快く聞いてくださり「これから、市役所に行く用事がありますから買ってきます」とのこと、数日後到来したのが大判のこの絵本だ。
予想通りの絵本だったのだ。うれしい……。
最初の頁は「明治・大正のころ」……まだ、街になる前の時代から始まる。そして、「1950年から1960年ごろ」から10年毎に描かれ、現在「2000年から2014年ごろ」までの6期、60年にわたって同じ視点からの4頁が描かれているのだ。
武庫川野流れに沿った市街、その中心は宝塚駅だ。阪急電鉄の宝塚本線・今津線、そして、JR西日本の福知山線がある。その時代時代の有様も正確に描き分けられているのが楽しい。
そう、鉄道模型のレイアウトを見るように……、駅、線路、橋、トンネル、実に楽しい絵本なのだ。
作者である金斗鉉(きむ・とうげん)氏の絵を見るのは初めてだが、その巧みさに感心……、すばらしい。本書の前に「ふるさと60年」なる絵本の絵も描かれておられるようだ。これも見てみよう。
しかし、この「宝塚市の60年」は廉価……、税込1,000-なのだ。
Posted by 秋山東一 @ March 12, 2015 10:40 AM