日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか | [ BOOKS ] |
この「基地」と「原発」の問題には、何か通底する構造的な問題、日本という国の隠された問題があるのではないか……、と多くの人々が気が付き始めた。
それを解き明かそうというのが本書「日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか」だ。
帯にあるコピー「戦後70年の謎を解く!」の通り、1945年、第二次世界大戦に敗北した日本が、敗戦を終戦といいくるめ、占領軍を進駐軍といいくるめて作り出したまやかしの国家、日本国がある。それの陰の部分を解き明かそうとしているのだ。
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PART1 沖縄の謎――基地と憲法
PART2 福島の謎――日本はなぜ、原発を止められないのか
PART3 安保村の謎 (1)――昭和天皇と日本国憲法
PART4 安保村の謎 (2)――国連憲章と第2次大戦後の世界
PART5 最後の謎――自発的隷従とその歴史的起源
あとがき
今、何も本当を語らずに、嘘だけで固められているこの国の指導者、政治家、官僚、財界人、マスコミの既得権益まみれの世界、その構造を……、特定秘密保護法によってそれら全てを隠蔽しようとしているのか……。
本書の著者・矢部宏治(やべこうじ)氏は、ここでも取り上げた〈戦後再発見〉双書「戦後史の正体」を企画編集した人物、その前に「本土の人間は知らないが、沖縄の人はみんな知っていること―沖縄・米軍基地観光ガイド」を書かれている。
Posted by 秋山東一 @ October 24, 2014 12:17 PM