ヒアシンスハウス&埼玉県立近代美術館 | [ Architecture , Event ] |
昨日7月12日土曜日午後2時、埼玉県さいたま市南区の別所沼公園にあるヒアシンスハウスに怪しげな人達が集合した。
2012年、宇都宮美術館で開催されたフィンランド展に託つけて、宇都宮で餃子を食し、那須の殻々工房にまで出かけて飲み食いした面々が集まったのだ。
mask夫妻、matsu翁、iGa、kawa、その他、今回初めて参加の地元 yonmassu、その友人 ichijo の各氏であったのだ。
集合前に沼の畔の鰻屋で、うな重なんぞを食した輩も若干……であった。
しかし、本日は真面目に建築ツアー、立原道造のヒアシンスハウスを見学後、暑い中、埼玉県立近代美術館に向って行軍したのであった。
もちろん、埼玉県立近代美術館では「企画展 /戦後日本住宅伝説ー挑発する家・内省する家」である。
まずは、屋外に展示(……常設)されている黒川紀章の「中銀カプセルタワービル」のカプセルである。
まぁ、今回の展覧会の住宅16の一つが「中銀カプセルタワービル」であることには違和感……であったが、会場である埼玉県立近代美術館自体が黒川紀章の設計とのこと……、まぁ、その縁でのカプセルの展示、又、住宅16の一つ……、納得なのである。
展示は大きな写真と模型……、最近のデジタルプリントの特長である天井一杯の大型写真は建築展の主役である。
中でも面白かったのは、東孝光の「塔の家」の原寸の平面図……、その上を観覧者が行き交う面白い風景なのだ。
夕刻には展覧会も終了、途中参加のもと宮脇事務所スタッフのtakao 氏を交えて総勢9名で浦和に移動、いつもの直会で大いに盛り上がったのであった。
「企画展 /戦後日本住宅伝説ー挑発する家・内省する家」の16の住宅はまさに同時代の作品群だ。
学生時代から事務所スタッフとしての修行時代……これらの作品群は重くのしかかる。
暑い日中……、ご一緒した藝大建築の二年先輩の益子義弘氏が「展覧会、頭の中も暑くなりました。」と言っておられたが、まさしく、……熱い一日であった。
展覧会の詳報は図録のエントリーで……。