140602

Da Rocha House

Architecture

Da_Rocha_House_0.jpg沢山とは云えないが、複数の家を作ってきたし、結果として沢山の家を作ってしまう住宅システムを作ってきた。

それらに不満や、不足を感じているわけではないが、自分が住むならばこの家……という家がある。

ブラジルの巨匠、建築家・パウロ・メンデス・ダ・ロシャ(1928年生れだから奥村昭雄と同年、未だ健在であらせられるようだ)の自邸(1964年)だ。

それは家というよりも空間、というよりも場というのが相応しいかも知れない。

塢のような構築物に囲まれたピロテイの一階。パブリックとプライベートと言うのが相応しくない感じだが……二つの細長い空間、太い居間・食堂・書斎、細い廊下を兼ねたファミリールーム、その二つの空間にサンドイッチされた個室群……、それら全てがワンフロアに拡がっている。

私は新しい時代のサヴォア邸を感じているのだが……、そんな場を作りたいと思っている。

この住宅を知ったのは、1972年、二川幸夫の A.D.A. EDITA Tokyo から刊行された「GI #2 ラテンアメリカの住宅」であった。解説は鈴木恂さんだった。

それ以来、この住宅を忘れたことはない。最近、益子さんと住宅の平面計画の話をしていて、再見してみたのだ。

Posted by 秋山東一 @ June 2, 2014 01:59 AM
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