131116

VOLKS HAUS

BeV Standard , OM/VOLKS HAUS

VH_Apro_131114_0.jpg


+
11月14日、静岡県三島で、OMソーラーの二つの VOLKS HAUS フォルクスハウスを見る機会があった。

OMの加盟工務店LOHASの施工した VOLKS S-ProVOLKS A-Pro の二軒だ。S-Pro はシンケン迫さんのレディメード住宅だ。

A-Pro も同じくレディメードだが、設計の自由度が高く、私は LOHAS の寺崎さんの設計をサポートしたという経緯があり、まぁ、……他人事ではないのだ。

VH_Apro_131114_2.jpg


VOLKS A-Pro の稲葉Hausだ。
初めての A-Pro らしい形の小さな住宅だ。

5軒並んだ細長い分譲地なのだが、角地である事を有効に活用している。隣の住宅の高さに比していかに低く設計されているのか分かる。

105のベースに26と21の下屋を南と東に張出した形だ。粗削りの所はあるが、なかなか好ましい家に仕上がっている。

外壁はモスグリーン色のガルバの角波板、樋隠し等の木部の赤と相まって、……可愛らしい。

開口部はアイランドプロファイル製の木製サッシ、私の主張「窓が8割」の実践である。

VH_Apro_131114_3.jpg


内部はセオリー通り、素のままの壁と仕上げ壁の構成だ。

5mの幅のベースに4mの内部空間を確保する。「4の力」を感じる室内だ。

これで京間八畳の空間ということになる。最近の傾向「3の幅」では感じられないワンルームの力だ。3では四畳半の連なりとなってしまうのだ。

VH_Spro_131114_1.jpg


最初に見学した VOLKS S-Pro の石田Hausだ。南側のセキスイハウスの工事が始り、この写真は北側からだ。

本体のプランニングは決定されているので、下屋、外構によって個性を出している。




1994年、産声を上げたフォルクスハウスは、来年は成人20才を迎えようとしている。

そのルーツを引き継ぐ A-Pro と S-Pro が、このように健在で多くの方々に受け入れられているのは大きな喜びである。


Posted by 秋山東一 @ November 16, 2013 02:41 PM
Comments