蛇腹便箋 | [ Stationery ] |
Facebook 上で、藝大建築の後輩・武山倫氏が話題にしていた日本橋・榛原の蛇腹便箋だ。
高さ190mm幅75mmの短冊型の便箋が蛇腹状に連なっている。
便箋の各折り目にミシン目手が入っており、書き終わったところで切ることができる。
短い言葉の一筆箋にも、長文の手紙にもなり、好きな長さの手紙が書ける……というわけだ。
いろいろあるが、これは一番シンプルな罫線のみ……薄黄色の12.5mm間隔の罫線がある。
このブロックで37mm厚450枚綴り、価格は525円(税込)とリーズナブルなのだ。
これって歴史古くて1974年からあったんだそうだ。最近では「2012年度グッドデザイン賞」に選ばれているんだな。いやぁ、知らなかったなぁ。
私は縦書きで手紙を書くなんて……縁無きことと思っていたが、この物に興味あり、先日、神田に出向いた際、日本橋まで足を伸ばし買い求めてみた。
まぁ、使い勝手はともかく横書きで使えないこともない……、というわけで、手紙を万年筆で書くくらいやってもよかろうと考えているのだ。
実は、自分では使う気がなかったのだが、家内が使うかと思って榛原製の封筒もゲットしていたのである。店頭で10枚が束になっているのが5束ワンセットで販売されていた。
これがなかなか、蛇腹便箋に手紙をしたため、この封筒におさめる……なかなかバランスがよいのである。枠線があるので表書きも楽々縦書きでいけるのである。
● 封筒 洋わく(洋紙)【榛原オリジナル】 - 日本橋 和紙のはいばら オンラインショップ
便箋、封筒……、そして、万年筆がくれば……、完璧な書斎生活といえるのではないかい。まぁ、ちょっと格調には欠けるが……。
● aki's STOCKTAKING: LAMY Safari
そのような素養、持ち合わせてはおりませぬが……。
コメントの 返事難し 空白む
はいばらは好きな店で、たまに日本橋に行くことがあると寄っていましたが、この蛇腹便箋のことは知りませんでした。
私も この便箋を知って縦書きの手紙を書きたくなりました。
そういえば、秋山さんが「浅酌歌仙」をお買いになったというのも、 この便箋のせいなんではありませんか。
わたしは まだ入手していませんが、これに連句を書きたくなりました。
とはいうものの、石川、丸谷、大岡 ほどの境地に至るわけもなく
まずは便箋からこのみちにはいらむものとおもひめぐらし候ふうちに
そこかしこ すずめからすのきこえはじめけり