小山haus……再訪 | [ OM/VOLKS HAUS ] |
1日金曜日の町田市鶴川の可喜庵での「河野英一さんを囲んで」のフォントを巡るレクチュアは成功裏に終了した。
その後のパーティの為、乗って行った車を置いて帰ったが、翌2日昼前に可喜庵にそれを取りに出かけたのだ。
可喜庵の庵主にして鈴木工務店社長の鈴木亨氏に挨拶した後、帰途についたのだが、ちょっと寄り道して帰ることにしたのだ。
同じ町田市だが、鶴川の近く金井なる場所にあるフォルクスハウス、小山hausに伺ってみようと考えた。
今月末、同じ鈴木工務店、可喜庵を会場として開催される秋山設計道場第9クール第2回の際に見学させていただきたい……とお願いと考えたのだ。
小山hausは1999年4月竣工、設計ナンバーはVH-1727だ。フォルクスハウス全盛期(私的に……)の住宅だ。
山の上に造成された宅地分譲地に建てられた。それもボックスカルバート製のガレージと階段が一体となった高さ5mほどの擁壁上という特別な敷地形態を成しているのだ。
その辺りと思しき住宅地に上がってみたが、……なんとも、15年という年月は周辺の状況を一変させ、どこがどこだか分からない。
しかし、「人間カーナビ」とも言われる私の勘は鋭い……、その特異な敷地形状から推理し、小山hausの前に車を乗りつけたのだ。
この造成地に作られたフォルクスハウスには地下室があるのだ。しかし、地下室の開口部は外部に面して採光がとれるという仕掛けになっている。地上道路面からはガレージ・地下室・1階・2階という四層の建物なのだ。
フォルクスハウスは808……64平米、建ぺい率いっぱいだが、擁壁を破った特別な地下室を作ることによって必要な面積を確保した。
この家の見学で、設計の力によって可能になった空間を見て、それを実践力として学んで欲しいと考えているのだ。
VolksA担当者Sさん、どうもです。
コンフォルトで断面図を見ていただければ分かりますが、なかなかのいい計画だったと思います。
これは私も見たいです。
何か切っ掛けを作らなくては、、、