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震災のとき あったらいいもの 手帖

BOOKS

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震災のとき あったらいいもの 手帖

編著者: チーム住まいと暮らし

ISBN: 978-4906783007
出版: 住まいの学校

価格: 777-円(税込)

今日は「防災の日」とか……1923(大正12)年9月1日に発生した関東大震災にちなんだものなのだ。

そんな日に相応しい小さな本が、バナナブックスの石原秀一氏の編集によって「一般財団法人住まいの学校」から出版された。「体験したから伝えられる知恵103」なる副題を持った本書だ。

阪神淡路大震災を体験した主婦達が、暮らしのなかで気付いた知恵、物と考えに、東日本大震災後の最新情報を加えたもの、ツイッターで発信した内容を再編集し、そこに同学校の「チーム住まいと暮らし」が独自に取材した情報やチェックリストを加えているものなのだ。


も く じ
はじめに
蓑の安全
 身を守る
 助けを呼ぶ
 手当する
 危険物をのぞく
飲食物
 水
 調理器具
生活手段
 トイレ
 防寒用品
 衛生用品
 住環境
連絡・情報
 連絡
 情報
災害の心得
あわてないメモ

生活者ならではの目線と実体験が豊富に盛り込まれている。一頁に一アイテム、いつもは見過ごしている品物が語られていく。自動車に積んである「ジャッキ」は非常時用でもあるし、「マヨネーズ」がそんなに役立つものとは知らなかった。

文庫本よりちょっと背の高い手帖大のハンディサイズ、緊急時の連絡先などを書き込める頁も用意されている充実ぶりだ。
又、本書の各頁、全頁の下にメモ欄がある……これはチェックリストに使える……、これは自分専用の手帖になるのだ。

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今、喧しく報道されている首都直下型地震・東南海地震に備えたい。



Posted by 秋山東一 @ September 1, 2012 11:16 AM
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