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自転車部品の美学

BOOKS , CYCLE

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自転車部品の美学
バイシクルパーツ・ピクトリアル

著者: 白鳥 和也

ISBN: 978-4582835632
出版: 平凡社
価格: 2,100-円(税込)

自転車の部品について、そのものを語る……、「……パーツは字義通り部分ではあるが、むしろそこには、自転車以上に、ある種の全体性が示されている。そしてその全体性は、巨大なシステムや立派な思想よりも、小さな愛すべき円環に通じている。」とまで語らせている自転車の部品とは……。

副題にバイシクルパーツ・ピクトリアルとあるように、部品の写真とその蘊蓄を語る一冊なのだ。部品の数々……、その数は120にものぼる。

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目次
緒言

ディレーラー&シフトレバー
 Rear Deralleur
 Front Deralleur
 Shift Lever
ハブ&リム
 HUb
 Rim
ドライブトレイン
 Crank
 Crank cap
 Crank & Chainring
 Chainring
 Bottom Bracket
 Chain
 Sproket
 Pedal
ブレーキ&ブレーキレバー
 Brake
 Straddle Cable Bridge
 Brake Lever
ハンドル&サドル
 Handlebar
 Stem
 Headset
 Saddle
 Seat Piller
シクロツーリズム
 Headlight
 Taillight & Reflector
 Dynamo
 Mudguard
 Chainguard
 Pump
 The Repair Kit

あとがき 物言わぬ人力的機械とその創造者に


著者、白鳥和也を存じ上げるわけではないが、このような部品好きは「自転車文学研究室」を主宰するランドナー乗りなのだ。

Posted by 秋山東一 @ May 22, 2012 07:19 AM
Comments

go-shiyo さん、どうもです。
アルビには大いに愛着ありますです。あの頃のカンパやサンプレックスのパンタグラフ型とはまったく異なる機構、ギヤの接線を移動するかのような……設計意図、よかったですねぇ。
http://landship.sub.jp/stocktaking/archives/000485.html

Posted by: 秋山東一 @ May 24, 2012 09:05 AM

akiさんが、このページを選んだのは、アルビーに愛着がありとお見受けしました。私も一番好きなRディレーラーです。高校入学祝いに親戚の自転車屋から貰ったナショナルのスポーツ車が、原点ですね。その後、サンツアーをアルビに換え趣味が進展しました。

心引かれる印象は、白鳥氏と同様です。

ツールドフランスならいざ知らず、私の使用目的からは目立った欠点は見当たりません。しいて言えば、泥水や雪が鋼板フレームの内側に溜まってトップ側へ入らなくなる事かな...でもその状況下でトップに入らないのは、走行への支障はありえませんね。

Posted by: go-shiyo @ May 23, 2012 11:13 AM