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講座・パズラート入門 / 第4回

Art/Design

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TAMA市民塾の講座、横田至明氏が講師をつとめる「【NO.3】立体を無限造形素子で組む:パズラート入門」も第4回となった。

「72°型素子造形2基本造形と応用造形」となり、なかなか作りごたえのある立体造形となってきた。

正5角形の正12面体である。一辺60mmの大きさの立体なのである。


同じ「72°型素子」によるものであっても、このように異なった立体が作り出される。
我々、生徒にとって、このパズラートの世界は奥深く……、未知の世界の連続なのである。

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「No3 立体を無限造形素子で組む:パズラート入門 カリキュラム」

 1 60°型素子造形1折り方と基本造形
 2 60°型素子造形2基本造形と応用造形
 3 72°型素子造形1素子折りと基本造形
 4 72°型素子造形2基本造形と応用造形
 5 90°型素子造形1 素子折りと基本造形
 6 90°型素子造形2基本造形と応用造形
 7 折り紙パズラート1素子折り方と基本造形
 8 折り紙パズラート2応用造形
 9 折り紙パズラート3応用造形
10 立体造形 (各自) と展示発表会


Posted by 秋山東一 @ April 20, 2012 01:10 AM
Comments

横田さん、どうもです。
やぁ、すばらしい。素子の発明……この発明、発見こそパズラートの肝の部分ですね。
このように、ネットに登場していくことによってパズラートの世界は認知されていくと考えています。

Posted by: 秋山東一 @ April 20, 2012 09:33 AM

素子そのものは2連3角形で成立するものです。72°型の素子なら頂角72°の2等辺3角形が2つ底辺でつながったひし形をベースにしています。このひし形は確かに頂角72°の2等辺3角形の2連形ですが、別の対角線で区切ると頂角108°の2等辺3角形の2連形になっていることが分かります。つまり、72°型の素子は、同時に108°型の素子として使えることを意味しているのです。ちなみに素子は1枚から組み閉じられる形体をもっており、講座で見ていただいたように、このタイプの素子なら、頂角72°の2等辺3角形か、頂角108°の2等辺3角形が1枚で組めます。秋山さんの写真に登場した多面体3つでいえば、右側の3方20面体が108°型素子としての造形です。後の2つは72°型の素子としての造形になっています。1つの多面体で2種類の素子を混合しなければ完成しない形体というものもあります。なお、鋭角3角形の素子なら2枚から立体を組むことができますので、72°型素子も無限造形の可能性を持つ素子といえますね。

Posted by: 横田至明 @ April 20, 2012 07:05 AM