まほちゃんの家 | [ BOOKS ] |
彼女は写真家・島尾伸三を父とし、同じく写真家・潮田登久子を母とする。しかし、高名な作家、島尾敏雄・みほ夫妻が祖父母であることから、その孫娘としてもよく語られている。
そんな父母、島尾の祖父母、潮田の祖父母を含めた「まほちゃんの家」が語られているのが本書なのだ。
あとがき
最初の「マヤさんのこと」で、父・伸三の妹・マヤの死の話から始まるのが象徴的だ。もっとも好きで友達のように付きあってきた叔母の死を語ることが本書の始まりとしてとても相応しいものと感じるのだ。そして、最後は「お別れ」、母の母……潮田の祖母の死が語られる。
死と死の間に挟まった、たくさんの事、幼い日々、小さい頃、テレビもトイレもなかったけど、親子三人で楽しく暮らしていました……、初めてのデート、塾通い、祖父・島尾敏雄、父と母……。とても感受性豊かで、素晴らしい表現力を持った少女がここにいるのだ。
さて、今度、豪徳寺のお家に伺う時は、「子どものわたし」に登場する、まだお寺の壁沿いに泊めてあるという宇宙船ガムー号を見てみたいと思っている。道路と一体化してガードレールとなっているそうだが……発見できるのかどうか心配である。
Posted by 秋山東一 @ February 20, 2011 08:32 PM長坂のハッチさん、ごぶさたです。
明日は台風一過……八ケ岳山麓もずんと秋めくのでしょうか。
まほさんは、つい最近、「ガールフレンド」なる新著も出され、もうちょっと大人っぽくなられたような……。
秋山さん おひさしぶりです。
長坂のハッチです。
9・19のアクションに参加されているに違いないと、ブログを除いたらこの記事に出会いました。
私、まほさんの大ファン。
でもそれ以上に、お母さんの潮田登久子さんが大好きなのです。
お父さんの「小高へ」も読みました。
島尾敏雄作品は、「死の棘」以前の初期のものの方が断然好み。
みほさんのことはスクーロフの映画で観ましたが、ちょっとコワイかも・・
この本、早速読んでみます。
こちらのほうにいらっしゃることがあれば、是非お寄り下さい。
ご一緒に山を見ながら、ランチでもしましょう!
maho さん、どうもです。
たかだか、風邪……と思っていたのですが、なんだか、ずいぶんと時間がかかって……、やっと、人心地になりました。
もちろん、了解です。……まずは。
ご紹介いただきありがとうございます!
また今年出版予定ですので、できたらお送りします。
あと、家のこと、なにとぞ・・・・
そして、お風邪の具合はいかがですか。
すこし暖かくなったと思ったら、この寒さ。
ネコも家
どうぞご自愛くださいませ。
しまお
そらさん、どうもです。
私はまったくの不勉強で、島尾敏雄は知っていても読んだ事のない……でありました。今回、この真帆さんの本の他に伸三さんからも本もいただいてきたのでありました。
この彼女の本は、とても面白く……島尾の皆さんにとても興味が湧いてきたところなのです。島尾敏雄の本も読んでみようと思っているのです。……「島尾敏雄と奥野健男」なる展覧会も興味あるところです。
島尾敏雄さんの本も島尾伸三さんの本も持っていますが、まほさんの本は読んだことがありません。
マヤさんの章から始まるんですね…ぜひ読みたいと思います。
白根記念渋谷区郷土博物館・文学館で「島尾敏雄と奥野健男」展が開かれているようです。行きたいです…
Posted by: そら @ February 22, 2011 08:20 AM