芸術新潮 2009年 08月号 | [ Art/Design , Mag ] |
芸術新潮 2009年 08月号
特集/トミ・ウンゲラーのおかしな世界 Tomi Ungerer
出版: 新潮社
価格: 1,400-円(税込)
昨日、書店で立読みしてみれば……、77頁にわたる特集……買い求めた。建築系の特集でも芸術新潮を手にしたことはないのに、ウンゲラーとあれば、まずはゲットなのだ。
私、結構なファンで、絵本類、ポスター集……、最近ではエロティックな……持っているのである。
もう、トミ・ウンゲラーも1931年生まれの78才だ。
彼の全てをコンパクトに(といっても77頁だが)総括……、彼がストラスブール出身である事はうろ覚えだったが、そこがアルザス地方という特別な場所である事なんて、今まで知らなかった事実を知ることとなる。そんな複雑な出自が、彼の多面性を作ってきたのではないかと思うのだ。
本誌は、トミ・ウンゲラーのファンにとって必見のすばらしい特集号なのだ。
作品編
トミ・ウンゲラーの6つの顔
その1 絵本を作る男
その2 ポスターで宣伝する男
その3 風刺で挑発する男
その4 大いなる自然を写しとる男
その5 セックスを描く男
その6 おもちゃを偏愛する男
人物編
ある放蕩息子の長い長い旅
談 トミ・ウンゲラー
その1 ドイツとフランスのはざまに生まれ
アルザス時代 1931~1956年
その2 夢のアメリカ、成功と失望と
ニューヨーク時代 1956~1971年
その3 過酷な自然に飛びこんで
ノヴァスコシア時代 1971~1976年
その4 帰るべき場所、それはヨーロッパ
アイルランド時代、そしてストラスブールふたたび 1976年~現在
コラム 文 飛幡祐規
1 アルザスのトミ・ウンゲラー
2 ニューヨークのトミ・ウンゲラー
3 ノヴァスコシアのトミ・ウンゲラー
4 アイルランド&アルザスのトミ・ウンゲラー
ウンゲラーと出会う三つの方法
1970年に初めて渡欧した時、南下したアウトバーンから西へ、ストラスブールに立ち寄った。私の義弟がストラスブール大学に留学中だった為、学生寮に数日間逗留した。
きれいな街で、印刷術の元祖グーテンベルグの生誕地ぐらいにしか知らなかった。フランスのくせにドイツ語を話している……不思議な所であった。ちょっと再訪してみたい……気がする。
本特集の最後は、「ウンゲラーと出会う三つの方法」だが、「1.ストラスブールに行く」「2.本を読む」「3.イベントに出かける」の三つがある。
「2.本を読む」には、あのフォルクスワーゲンの本の西尾忠久氏の「アイデア別册 シニカルなイラストレイター トミ・アンゲラー/1981年」「トミ・アンゲラー絵本の世界/1982年」が紹介されている。
西尾氏は昔から感度の良い人であったことが良くわかるのである。
non さん、ごぶさたしてます。
なんだか天候が落ち着かず……北海道もすっきりとしないようですが、お元気ですか。
NON は退院してから、定期的に動物病院に出かけていますが、7月14日生まれで、もう12才なのです。
「すてきな三にんぐみ」は人気なんですね、芸術新潮の表紙になっているくらいですから。「おはなしの会」で読み続けておられるということは、子供達にも人気なのですね。
暑中お見舞い申し上げます。
「すてきな三にんぐみ」は私も大好きなお話です。
ドキドキわくわくほのぼのしみじみ...
一冊で素敵な気持ちになれます。
小学校のおはなしの会で読み続けております。
札幌は、昨日からやっと夏らしいお天気になりました。
7月生まれのNONさんお誕生日おめでとうございます。
私も7月生まれです。
kadoorie-ave さん、どうもです。
ぜひぜひ、立読みでございます。ONODERA ブランドのイラストにも Tomi Ungerer 風のエスプリ(……あるいは毒)を感じている私であります。
表紙は私の大好きな「すてきな三人組」なんですね。私もまずは立ち読みしに行かなくては。
Posted by: kadoorie-ave @ July 28, 2009 02:12 AMnOz さん、どうもです。
それはよかったですね。私は、昔、結構たくさん洋書バーゲンなんぞ手に入れたのですが、子供達に解放してしまった為……になってしまいました。私も最近の色々を手にしたく思っております。
今日、僕も購入してきました。
初心者の僕にはアンゲラーガイド的で、背景を知ってから本棚の絵本を読み返すと、なるほどぉ......でした。
amazonで絵本を買い足してみようかと思います(^_^;)