081217

「図書」岩波新書創刊70周年記念

BOOKS , Mag

Tosho_Shin_70_0.jpg図書」の購読者というわけではないが、書店の店頭に平積みされていたのをいただいてきた。表紙は宮崎駿の伊カブローニ社の Ca48 旅客機(1918年)が離陸(と思う)する絵だ。

岩波新書創刊70周年記念の臨時増刊号だ。岩波新書が誕生したのは1938年、今まで刊行された新書は2600点を超えているんだそうだ。本号では「私のすすめる岩波新書」として各界で活躍中の識者218名に推奨された岩波新書が並んでいる。推奨されている新書は230点、ちょうど一割というところか。

岩波新書を読み始めたのは中学生の頃だが、もう半世紀50年を超える......かと思う。その頃、大いに興味を持ったのが池田潔「自由と規律」であった。英国のパブリックスクール生活の中での思索というべきものだが、今でもその影響下にある自分を感じるのだ。

記念キャンペーン中の平台から、今回、最も多くの推奨をうけた丸山真男「日本の思想」(きっと、読まぬまま、どこかにあるはずだが.......)、そして、宮崎駿推奨の中尾佐助「栽培植物と農耕の起源」の二冊を買い求めた。


追記 081219

コメント欄に書き込んで下さった玉井さんは、その続きをご自身の MyPlace にエントリーされている。

 ● MyPlace: 「図書」臨時増刊号「わたしのすすめる岩波新書」


Posted by 秋山東一 @ December 17, 2008 09:39 AM
Comments

玉井さん、どうもです。
喜んでいただいて、うれしいです。酔っぱらいもたまにはいいことをするようです。
あの日、八王子の本屋・啓文堂に立ち寄って二冊目をゲットしました。新書と一緒にレジに出したらカウントしようとするので、それは無料のはずだが.......と言わねばなりませんでした。どうも、啓文堂って所は店員への教育が不徹底のようです。

Posted by: 秋山東一 @ December 18, 2008 11:13 AM

昨日、置いていってくださった「図書」に目を通してみたら、あれもこれも読みたくなってしまいました。
読んだ本もけっこうあるのに、具体的な内容はちっとも憶えていないのです。どこかにこもって、ずーっと読み続けたら、ぜんぶ読めるかもしれないななんておもいました。
長くなりそうだから、自分でエントリーします・・・AKiさんに見せていただかなければ、この「図書」のことは知らなかったかもしれない。ありがとうございました。

Posted by: 玉井一匡 @ December 17, 2008 05:43 PM