081216

宇宙旅行はエレベーターで

BOOKS

4270003359.jpg


宇宙旅行はエレベーターで

著者: ブラッドリー C エドワーズ Bladley C. Edwards
   フィリップ レーガン Philip Ragan
訳者: 関根 光宏

ISBN: 978-4270003350
出版: ランダムハウス講談社
価格: 1,890 -円(税込)

もう、現実はこんなところまで来ているんだ.........と驚いた。本書の腰巻には「2029年、宇宙エレベーターが実現する。」と大きくのっている。

「宇宙エレベーター」はSFではなく現実の世界のものであることが、研究の第一人者によって詳細に語られていく。

 ● 軌道エレベータ - Wikipedia
 ● JSEA 日本 宇宙エレベーター協会

そして、序文は先日亡くなった「幼年期の終わり」の Arthur C. Clarke アーサー・C・クラークだ。彼は「楽園の泉 」なる宇宙エレベーターをメインテーマとした小説を1979年に書いているのだ。


目次
はじめに
謝辞
序文(アーサー・C・クラーク)

章  ロケットに代わる宇宙輸送手段
章  宇宙への架け橋
章  SFと宇宙エレベーター
章  先端技術開発の難しさ
章  宇宙エレベーターの建造方法
章  安全上の問題点
章  宇宙エレベーターへの移行
章  アース・ポート
章  NASAの宇宙開発計画
10章 宇宙エレベーター建造競争
11章 軍事防御
12章 なぜ宇宙エレベーターを作るのか
13章 宇宙観光旅行の始まり
14章 はるかなる宇宙への旅
15章 月の宇宙エレベーター
16章 火星の宇宙エレベーター
17章 次の目的地
18章 宇宙株式会社
19章 21世紀の未来像

訳者あとがき
付録 参考文献
   原 注
   索 引


20年後という.......ほんの束の間に、こんな世界が現出しようとしているのが現在なのだ。

超長期住宅先導的モデル事業のタイトルである「200年住宅」という概念が、宇宙旅行がこのエレベータによって実現する時代の住宅ってどのように変わっていくのか、それとも変わらないままなのか...........ちょっと遠くを見る眼をしてしまうのだ。

Posted by 秋山東一 @ December 16, 2008 05:53 AM
Comments