糸鋸 | [ TOOLS ] |
糸鋸である。真鍮の板、厚さ1mmを切ってみたいと思ったのだ。
今までにそんな事がなかった訳ではないが、あてがいぶちのお道具で加工していたが、ちゃんと糸鋸で切ってみようと思ったのだ。
ちょっとネットで検索してみたら、糸鋸刃は vallorbe バローベがいい.....それしか出てこないのであった。
というわけで東急ハンズ渋谷店の彫金売場にてゲット、そこにあったスイス製の糸鋸弓 (フレーム) も合わせてゲットしたのである。
この金工用の糸鋸......糸のように細いのである。もう肉眼 (私の) で刃を見ることは不可能だ。
彫金や鉄道模型製作なんてやっている人にとっては常識なんだろうが、こんなにたくさんの種類があっては混乱してしまうのである。
各々12本単位での販売だが13種類もある。左から右へと細いのから太い.....と並んでいるのだが、よく分らないまま、No.3/0, No.0, そして、No.3 の三種類をゲットしたのだが、さて.......というところだが、まぁ、使ってみれば分ってくるのであろう。
糸鋸番号 | No.8/0 | No.6/0 | No.5/0 | No.4/0 | No.3/0 | No.2/0 | No.0 | No1 | No.2 | No.3 | No.4 | No.5 | No.6 |
厚みmm | 0.16 | 0.18 | 0.20 | 0.22 | 0.24 | 0.26 | 0.28 | 0.30 | 0.34 | 0.36 | 0.38 | 0.40 | 0.44 |
幅mm | 0.32 | 0.36 | 0.40 | 0.44 | 0.48 | 0.52 | 0.58 | 0.63 | 0.70 | 0.74 | 0.80 | 0.85 | 0.94 |
10mm当りの 山数 | 38.5 | 32 | 28 | 26.5 | 23.5 | 22 | 20.5 | 19 | 17.5 | 16 | 15 | 14 | 13.5 |
全長mm | 130 | 130 | 130 | 130 | 130 | 130 | 130 | 130 | 130 | 130 | 130 | 130 | 130 |
ネット上で参考になるサイトがあった。
糸鋸刃
糸鋸刃の目の荒さは番号で現され、8が最も荒く数字が小さくなるにつれて細かくなり、00000000が最も細かいとされます。(バローベ製の場合、000000が最も細かいようです)目の荒さは切断する素材の厚みとの関係で選びます。
機芸出版社刊「鉄道模型工作技法」によると、t0.5~t1.0は000(3/0)、それ以上なら00(2/0)、それ以下の薄物は0000(4/0)う使うように書いてあります。私の場合はおおむね、t0.3以下なら000000(6/0)、t0.6以下は0000(4/0)、t0.7~t1は00(2/0)又は0、t1~t2は3、t2以上なら8を使用しています。
糸鋸刃は、外国製を使いなさいというのが一般的です。私は日本製を使った事がないので評価できませんが、あまり切れず、よく折れるそうです。店頭で展示されているのを見る限りでは、あまり細かい目のものは無いみたいです。鉄道模型の店に行くとよく置いてあるのがヘラクレス製です。普通は1ダース(12本)単位で売られています。
その他入手しやすい製品としては、アンチロープ製、バローベ製があります。価格は、ヘラクレス<アンチロープ<バローベとなっています。私はバローベ製を使用しているのですが..............
このスイスのバローベなるところ、糸鋸弓 (フレーム) も出しておるようである。今回ゲットしたものよりも優れものなのか気になる。こんなところから、いろいろ工具が増えてしまうのである。
Posted by 秋山東一 @ May 16, 2008 12:21 AM栗田さん、どうもです。
彫金まで手がけておられたとは初耳でした。さすが....ですね。
ちょっと試してみましたが、良く切れるのでびっくりであります。
山数等の部分は、なにかの数式に見えてしまいそうです...笑。
Posted by: たかさん @ May 16, 2008 12:24 PM秋山さんは糸鋸初心者でしたか!
私が使っている糸鋸は、若いときに彫金を指導していただいた師匠からいただいたもので、たぶん日本の下町製(ノーブランド)かと思います。
経験的に使ってきた道具なので、刃について、このように調べたことはなかったな。でも、金属だけでなく、木工やプラスチック加工にも使用するので、各種揃えてはあるのです。番手は、あまり細かいと目が詰まりやすくて、刃が折れやすくなります。切り始めに、刃の部分に薄く蠟をつけると目詰まりも少なく、よく切れます。
私の糸鋸は、刃のテンションを微調節できるように、刃を止めている先の部分が蝶ネジで動くようになっています。便利ですよ!