080415

車検 /2008

Car

Shaken0804_0.jpg
乗り出してから11年、5回目の車検からメルセデスCのワゴンが戻ってきた。
走行距離計は13万2,800km、年平均1万2,000km走行は変らない。

まぁ、これだけ長い間、これだけ走っていると、色々と不具合が出てくるものだ。
足廻りがややへたってきたのか、段差を跨ぐとムギュっとなるし、ワイパーの動きが引っ掛かって、ググッという動きも気になる。

それらが全部直ってきたのである。なんだか、乗り出した頃のスムーズな走りっぷりを取り戻したようである。これは目出度い。


車もブラックボックス化が進んで、私がいじれるような部分なんぞ皆無だが、自動車修理工場にとっても同じような事態であるようだ。ディーラーの工場では修理というよりも部材一式取換えなんてのが当り前なんだろうが、私の整備を頼んでいる工場は大いに違うのだ。部品が手に入る限り、最低限の部品交換で済ませてくれるのだ。その分手間がかかるわけだが、それをいとわない。

このメルセデスのCは、大きなフロントガラスを一本のワイパーが担うという独特のものだ。ワイパーの腕を伸縮させて四角いフロントガラスを円く拭いてしまうというメカニズムなのだが、最近は普通の二本ワイパーに戻しているのは....なのかもしれない。そのメカニズム部分だけで一式十数万円だそうだが、油ぎれと見抜いた工場は分解し給油して直してくれたのだ。又、足廻りも一般的には一式交換という部分だが、そのブッシュ部分だけを交換して直すという手をとってくれたのだ。その他、ミッションオイルパイプ部分他、そんな最低限の部品交換で完璧なものにしてくれたのだ。

このあたりが、ディーラーの工場ではない独立自営のガレージの真骨頂ではないだろうか。看板は SUZUKI だが、最近、PORSCHE も ALPINE までもくるようだ。工場としては、あまり WELCOME ではなさそうだが、ユーザーはそのあたりを見込んでいるのであろう。


go bee@t の kass さんのメルセデスも車検だったようだが、いろいろ工夫して部品調達しているようだ。私は、工場まかせでセルフビルダー、ハーフビルダーの風上にもおけないが、立派である。

 ● 帰ってきたW201(go bee@t)


 ● aki's STOCKTAKING: 車検 /2004

Posted by 秋山東一 @ April 15, 2008 12:21 AM
Comments

kass さん、どうもです。
昔、356 を走らせていた頃、レストアの為の大物部品は自分自身で調達が原則で、米国の部品専門の通販から手に入れていました。kass さんの車検の有様を読みながら、そんなこんなを思いだしました。

Posted by: 秋山東一 @ April 16, 2008 09:43 AM

あら、「立派」との言葉をいただき光栄至極です。

Be-h@usでハーフビルドという選択をしたからこそ、車でも似たようなことが出来たのだと思います。やはりakiさんからの影響大ですよ。「知的クルマ整備」と呼べるかどうかは怪しいもんですが…

ちなみにベンツの一本ワイパーって、大雨だと厳しいですよね。ベンツって西洋の乗り物なんだなぁ、と感じる瞬間です。

Posted by: kass @ April 16, 2008 07:02 AM

Classiclll さん、どうもです。
いえいえ、近くの自動車修理工場で昔から尽き合いであります。昔といえば、ダイハツハイゼットからのお付き合いであります。
http://landship.sub.jp/stocktaking/archives/000535.html

Posted by: 秋山東一 @ April 15, 2008 09:07 AM

あれ、Murauchiじゃあ、なかったんですか。

Posted by: Classiclll @ April 15, 2008 12:45 AM