日本語は天才である | [ BOOKS ] |
日本語は天才である
著者: 柳瀬 尚紀
ASIN: 978-4103039518
出版: 新潮社
定価: 1,470-円(税込)
著者の柳瀬尚紀氏は、映画化で話題になったロアルド・ダールの「チョコレート工場の秘密」の新訳を為した方だ。本ブログでは、風説を信じて「評判が悪い」なんぞと......読んでもいないのに言ってしまったのであった。
直ちに読了、やぁ、面白かったのだ。
日本語を縦横無尽、ああもこうも.....、翻訳を通してみる日本語の融通無碍、漢字の造語力、敬語の奥深さ、ルビという表記の仕掛け、方言の豊かさ、ナナかシチか、いろは歌の自由自在 …… 日本語の全てをここにひろげて見たような本書なのだ。
もちろん、日本語は天才である、というか......柳瀬尚紀氏は天才なのである。
新潮社のサイトの穂村弘氏との刊行記念特別対談を読むと、氏は、どうも革命家でもあるらしいのだ。
チョコレート工場の秘密 ロアルド・ダールコレクション (2)
著者: ロアルド・ダール Roald Dahl
訳者: 柳瀬 尚紀
ISBN: 978-4566014114
出版: 評論社
定価: 1,260-円(税込)
iGa さん、どうもです。
難しそうな...なんて、とてもとてもであります。子供も読める「チョコレート工場の....」あたりで、柳瀬尚紀を試してみたいと思っております。
今朝、Amazonから届きました。
柳瀬尚紀はルイス・キャロルの翻訳を読んだ事はありますが、ジョイスのフィネガンズ・ウェイクには手が出ませんでした。