070823

The Sturmey-Archer Story

BOOKS , CYCLE

0950743127.jpg


The Sturmey-Archer Story



Tony Hadland

ISBN: 0950743127


Sturmey Archer 5-star」のエントリーで内装5段変速機なる物を紹介したばかりだが、内装3段変速機ならば、世の中、極々一般的に存在しているものなのだ。しかし、その原理やその歴史については常識......とは程遠いものがある。

自転車用内装変速機のメカニズムは「遊星歯車機構」という。その原理については、蒸気機関の発明者であるジェームス・ワットが1781年に言及しているという古いものらしい。
1902年、ヘンリー・スターミー Henry Sturmey と、ジャームス・アーチャー James Archer の2人が「 Sturmey-Archer」を設立、内装三段変速機を作り出したのが自転車用内装変速機の歴史なのだ。

その詳細なる歴史を知りたければ本書がある。まぁ、他にはないけれど。
本書の著者、トニー・ハドランド Tony Hadland は、モールトンの歴史についての本や、自転車技術一般について沢山の著作のある技術史家であるようだ。
ご自身のウェブサイトを見ると、その他いろいろ、なかなか幅の広い方であらせられるようだ。

Tony Hadland's home page

Posted by 秋山東一 @ August 23, 2007 07:30 AM
Comments

遊星歯車に反応!!
昔はLEGOでも遊星歯車があったのですが、簡単に遊んでみるならTAMIYAの「遊星ギヤーボックスセット1,400円」がおすすめ。
http://tamiyashop.jp/shop/product_info.php?cPath=17_132&products_id=72001

Posted by: 栗田 @ August 24, 2007 08:43 AM

Akiさん、非常に興味深かったですよ
TonyさんのHPに入り込んだら、あるはあるは....
完全に仕事にならなくなります
日曜日の夜にお楽しみは取っておきます

Posted by: shin @ August 23, 2007 04:19 PM