070720

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Art/Design , Car

C_interior_0.jpgBe-selfbuilders に yum さんのエントリー「スイッチの順序」があった。

家の中の電灯のスイッチの話だが、「スイッチの 順序には必然性がある」とおっしゃっておられるのだ。なかなかそうなっていないの........であるが、同感である。

そうだ、本来スイッチってこうあるべきという見本がある。

最近の車はもっと良くなっているんだろうが、十年前、これを触った時は感動した。まぁ、それまでが普通じゃない車しか知らなかった所為かもしれないけど。

C_seat_1.jpgメルセデスのCクラスの電動シートのスイッチだ。ヘッドレストがちょっと外れているけれど、シートのダイアグラムというのか、「図解」がそのままスイッチとなっているのだ。

これなら、何にも説明はいらないし、もしマニュアルがあったとしても読もうとは思わないだろう。
Eクラスはコンピュータがシートの複数の位置関係を記憶していて運転者が選べるようになっていたな。


これって、手でシートの位置関係を調整するという本来の有り様を、ON, OFF のデジタル操作で動かす場合でも忘れていないのだ。デジタル時計とアナログ時計の差といってもいいかも知れない。
おおげさかも知れないが、人間が機械に合わせるのではなく、機械が人間の感覚に合わせるということであろう。
住宅でもこうでなくちゃ............と考える。

Posted by 秋山東一 @ July 20, 2007 04:53 AM
Comments

ユーザーインターフェイスでいうと、Cに限らず欧州車に昔から多く使われているギアレバー。視認しなくても、手を伸ばすだけで、DかPかなどとわかるのは秀逸。あと空調のダイヤル式も好きかな。国産車のスイッチ+液晶などの表示の組み合わせは見た目はいいのかもしれませんが、運転しながらではやっぱり危険かと。。

Posted by: アプ @ July 20, 2007 01:25 PM

おっしゃられている通りだと、おもいました。
『あたりまえ』とか「ふつうでしょ?」ってなことが、なかなかできていないのですね。

Posted by: たかさん @ July 20, 2007 12:17 PM