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模型蒸機 /2

TOYS , TRANSPORT

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鋳造された動輪、車輪、1/8.4のスケールからいって動輪は210mmほどもあるはずである。

H.Watanabe さんの「模型蒸機の部屋」で、1/12・89mm(3吋半)ゲージのライブスティーム・模型蒸気機関車の製作記を「ライブ奮戦記」として、1998年10月からの構想期から、製作開始から2005年7月の完成まで、6年半になんなんとする製作過程の詳細を明らかにしてくださった。

そこに新しい動きが、ついに2006年5月より「新プロジェクト」が動きだしたようだ。

旧国鉄のC53型蒸気機関車のライブスティームを製作しようとするものだ。スケールは1/8.4・127mm(5吋)であり、前回のと比べて約2倍の大きさ、体積にすると約8倍ということになるとのことだ。

まず垢の金属から削りだす工程を極力少なくする。そのために、部品は可能な限り鋳物かレーザ加工で準備する。鋳物には木型が必要だが、木型作製を効率よく進めるために、三次元加工機「モデラ」を導入する(後述)。レーザ加工部品は、必要なら曲げ加工も同時にやってもらう。そして、ボイラーは外注を前提とする。前作では「自分でできることは自分でやる」を信条としていたが、今回はひたすら「他力本願」である。

「他力本願」なぞとおっしゃっておられるが、ある意味で、工期短縮、現代的な製作方式というべきものなのか。「次回の内容、更新時期については未定です。」とあるが、楽しみである。

模型蒸機の部屋

Posted by 秋山東一 @ July 30, 2006 05:17 PM
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