060709

Cars

Car , Cinema

cars_0.jpg click!
突然、映画「カーズ Cars」が見たくなった。映画館に直行したのだ。

乗物を擬人化したお話といえば「機関車トーマス」だが、それはまさしく英国の世界だ。それが米国となれば車 CAR、この物語に登場するのは全て自動車、その車達が表情たっぷりに語り、演じる映画がこれだ。世の中は全て車、自動車しかいないのだ。

主人公は今をときめくレーシングカーのライトニング・マックイーンだ。
彼がレースの為に東部から西海岸に移動する際のちょっとしたトラブルで、ハイウェーから迷い込んだ西部の田舎町キャブレーター・スプリングの話だ。
そこにはたくさんの事情をかかえた人達、ではなく車達がいるのだ。その町自体、かっての米国の東海岸と西海岸をつなぐ Route 66 沿い、40年前のハイウェー登場とともに衰退してしまったという事情があるのだ。

そこから早く逃げ出したいマックイーン、オンボロのレッカー車のメーターとの友情、美しいポルシェのサリーとの恋、傲慢そのものであったマックイーンの人間としての成長、ではなく車としての成長が語られる。
その町の判事であり、医師(車による車のための)でもある車、ドック・ハドソンの秘密、そこから話は急展開なのだ。全ての観衆は車という世界でのピストン・カップなる自動車レース、そこで成長したマックイーンによって世界は変わっていくのだ。

やぁ、子供も楽しんでいたようだが、これは大人の為の映画だ。不覚にも涙が........なのだ。

LIFE IS A JOURNEY, ENJOY THE TRIP


1995年に長編アニメ映画として初の全編3DCGによる「トイ・ストーリー」を作り、常にCGアニメ界のトップを走り続けてきたピクサー Pixar の最新作だ。このピクサーは「トイ・ストーリー」の後も、昆虫の世界が舞台の「バグズ・ライフ」('98年)、「トイ・ストーリー2」('99年)、モンスターの世界を描いた「モンスターズ・インク」('01年)、「ファインディング・ニモ」('03年)、スーパーヒーローが主人公の「Mr.インクレディブル」('04年)と、次々と大ヒット映画を作り出してきたのだ。

ピクサー・アニメーション・スタジオ

その最新作となる「カーズ」は、ピクサー・ブランドの最初の3本(「トイ・ストーリー」「バグズ・ライフ」「トイ・ストーリー2」)を監督したジョン・ラセター John Lasseter の、6年ぶり監督復帰作としても話題を集めているのだ。

このピクサー Pixar のCEOは APPLE のスティーブ・ジョブズであったが、ディズニーは今年2006年1月、ピクサーを株式交換方式で74億ドルで買収すると発表し、スティーブ・ジョブズはディズニーの取締役に就任した。これに伴いラセターは、ピクサーとディズニー、双方のCCO(チーフ・クリエイティブ・オフィサー)を兼任するポジションに就いているんだそうだ。


現況のピクサーとディズニーとの協調関係を見る時、それ以前のピクサーとディズニーとの虚々実々の関係は信じられないくらいだ。
スティーブ・ジョブズとピクサーとの関係の経緯、デイズニーとの関係は昨年2005年刊行のジョブズ本「スティーブ・ジョブズー偶像復活」に詳しい。

aki's STOCKTAKING: iCon /スティーブ・ジョブズー偶像復活

Posted by 秋山東一 @ July 9, 2006 10:16 AM
Comments

yasu-k さん、どうもです。
もう、iPod で映画なんてのも可なんですから、どこでもありって感じでありますね。映画館で見る.....は特別って感じです。でも、Cars 以来いっていないのです。

Posted by: 秋山東一 @ December 3, 2006 10:30 AM

やっと私も見ました。Macユーザーはみなきゃあ・・・なんて思ったりしまして・・・。映画はやっぱり映画館で見ないといけませんねぇ(^^ゞ

Posted by: yasu-k @ December 2, 2006 06:52 PM