「ル・コルビュジェのインド」 | [ Architecture , Event ] |
北田英治写真展「ル・コルビュジェのインド」にでかけた。
会場は東陽町の竹中工務店の今風の建物、入口の右手のギャラリーである。そこにはインドの街並みの中に身を置いたかのように、自立したパネルが視界をふさぐ。そのパネルには北田英治の写真とインドの新聞が貼られ、北田の写真が紙面の一部という仕掛けだ。
スクープ映像というべきチャンデイーガルの議事堂の内部写真を始め、たくさんの写真がある。そこには、写真家・北田英治のインド、そしてル・コルビュジェがある。
北田さんの写真、建築物の風景、その一部を切り取ったような写真が好きだ。その一部で全体を語らせてしまうような力、そんな北田の力を感じるのだ。
その後、会場で会った五十嵐さんとシンポジウムに参加した。
ギャラリーの上の会場で、二つのシンポジウムが開かれたのだ。
第一部は「透明性から野生へ」と題された、富永 譲氏と松隈 洋氏の二人によって「ル・コルビュジェのインド」が語られた。コルビュジェの手帳に描かれた多くのインドの事象、その分析によって、インドにおけるコルビュジェの仕事の秘密が解き明かされた。
第二部は「都市の自由・建築の自由」と題された、象設計集団の樋口裕康氏、斉藤祐子氏と北田の三人による鼎談である。
インドでの北田のスライドを映写しながら、インドが語られた。のっけから、樋口裕康氏による会場である竹中の建物についての批判、しいては現代の東京の批判、その後の話の展開を期待させるものであった。「ル・コルビュジェのインド」というよりも、まさしく「インドのル・コルビュジェ」を題材にインド、その大地と生活を語るという趣であった。
なかなか、面白かったのである。
この展覧会は、昨年6月に出版された北田さんの写真集「ル・コルビュジェのインド」が元になっている。
●aki's STOCKTAKING: ル・コルビュジェのインド
会期は4月14日まで、まだまだあるなんて考えていると行きそびれる。
真鍋さんはオープンニングレセプションの時に行かれたとのことだった。
● komachi memo2 : ル・コルビュジエのインド/北田写真の魅力
シンポジウムにご一緒した五十嵐さんのエントリー。
● MADCONNECTION: 北田英治写真展 ル・コルビュジェのインド
aneppe さん、どうもです。
「秋葉OLの楽しみ探し」は、ずいぶんと立派な「ビルヂング研究サイト」に進化していますね。楽しみ探し.....を通り越している感じです。
おかげさまでこのギャラリーいってきました。
Akiさんが写真とってたからいいかな?と思いながら。