桑原弘明展 -SCOPE- | [ Art/Design , Event ] |
会場の SCOPE の作者・桑原弘明氏
朝日新聞18日、日曜日朝刊の読書欄に南伸坊が不思議な本を紹介していた。
「スコープ少年の不思議な旅」という絵本が紹介されていたのだ。ウェブ上で検索してみたら、今開かれている展覧会が引っかかった。早速行ってみたのだ。
桑原弘明展 -SCOPE-
『スコープ少年の不思議な旅』 文: 巖谷國士 作品: 桑原弘明 (パロル舎) 出版記念
2005年12月12日〜24日
銀座・スパンアートギャラリー
真鍮製の小さな箱(一辺が50mm程だろうか)、精巧に作られたそれは、何かオブジェのようだ。
案内人にうながされて、その立方体から突き出た筒を覗いてみる。そこに見えるのは望遠鏡を反対側から覗き込んだ世界、誰でも経験したことのある不思議な世界があるのだ。丸い視界の中に一つの部屋がある。
チェスボード柄の床にはベッド、椅子、照明、そして、窓があり、隣室へのドアは開いている。箱に開いた穴にあてた案内人のLEDのライトによって、その部屋は昼から夜へ、そして隣室へと移っていく。それらは全て模型、小さな箱の中に作られ封印され、一つの円筒だけがそれを覗くことのできる器械、スコープなのだ。
すごい、それは今すぐ見られる。24日まで、銀座だ。
スコープ少年の不思議な旅
文: 巖谷國士 作品: 桑原弘明
ISBN: 4894190486
出版: パロル舎
定価: 1,785-円(税込)
iGa さん、それは残念でした。
来年はスコープ全部とか、50点も見られます。
来年は見よう!
Posted by: iGa @ December 25, 2005 11:02 AMなんだか、映画「ロスト・チルドレン LA CITE DES ENFANTS PERDUS」を思い出しました。
スコープという器械の印象、そして、あの映画の映像の冒険を思い起こさせられました。
いま、行ってきました。ちょうど河さんくらいの年齢なんですね。
楽しくて、いつまでも見ていたかったけれど、人の手を借りなければならないので、ちょっと遠慮してしまいました。
来年は椿画廊で、これまでのものをみんな展示するそうですね。
おっと、コメントもあまり長くならないようにと、秋山さんが言われたのを思い出しました。ではトラックバックでまた。
見て参りました。
森村なんとかがフェルメールの部屋を実物大で再現していました。
あれも面白かったけど・・・
あんなに小さいとは!
15センチ角ぐらいかと思っていました。
どんなに精密か、素晴らしい工作かを伝えても、彼のモノづくりの魅力を伝えたことにはなりません。
彼が何を作りたいのか、どう見せたかったのか、そこらのセンスを誉めるべきでしょうね。