050728

通り芯 10号

Architecture

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増沢建築設計事務所から「通り芯 10号」をお送りいただいた。
さすが、建築家・増沢洵から伝統ある設計事務所としての立派な事務所広報誌なのだ。

「通り芯 9号」から1年4ヶ月ぶりとのことだが、昨年竣工した医師会館や住宅の紹介、今年の学校施設や障害者福祉複合施設の設計が紹介され、1962年に建てられた箱根の別荘の近況などが掲載されている。

この「通り芯」なる語句は、建築の専門用語で建築の柱や壁の中心を表わすラインのことである。
縦横の通り芯は、設計図を画く場合の基準となるものだが、実際の工事もそのラインを基準に始まる。しかし、通り芯は柱や壁の中にあり、実際の建築では見ることはできない。

この「通り芯」と名付けた経緯が第1号に書かれている。

この度、MAAの情報誌(Public Relations誌)を刊行するにあたり、MAA『通り芯』と名づけました。見えない糸を支えに、見えない糸を手繰り、創立40年が過ぎ、No9クールのここ5年は「考える」時期であると思っています。この『通り芯』がお手元に届き、読んでいただける事を切に願っています。それが我々を取り囲んでいる人々の輪が少しでも広がる事に役立ち、また普段、お目にかかり、お話をすることができない方々に、近況報告を兼ねたコミュニケーションになると考えました。

この「通り芯 10号」やバックナンバーはウェブ上でも、読むことができる。

● MAA 増沢建築設計事務所 HP
● masuzawa blog

Posted by 秋山東一 @ July 28, 2005 12:24 AM
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