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OMキッチン畑

OM/VOLKS HAUS , TOOLS

kitchen_batake_0.GIF

「OMキッチン畑」はOMソーラーシステムの模型というべきものなのだ。
太陽光で暖まった空気を床下ならぬ、土中にファンで送り込み、OMソーラーの家と同じように、栽培している植物の成育に大きな効果を及ぼすという仕掛けとして開発されたのであった。

Kitchen garden のソーラー版というべきものなのだ。

「農業版OM」なる構想を聞いたのはずいぶん前だが、その小型版のソーラー温室、そのミニ版が開発中とのことであった。
その試作品なる物を見せられたのは、浜名湖畔の「地球の卵」で、昨年2004年の6月の末の頃であった。一見、大きな出来損ないのオルガンみたいな形態をしていて、コンセプトがはっきりしないままの、デザイン以前という印象であった。

とにかく、どうにか形にしたいという意向もあり、担当のOM計画、川島崇功(たかのり......いつ見ても偉そうな名前だ)君と打合せをした。

最終の形にもってこられたのは、川島君が、その時開催中の浜名湖花博の会場で「ウォードの箱」を発見したところからだ。
彼が「ウォードの箱」の現代版を作るという構想の元、テーパーのついた三角の断面系で、はっきりした形ができあがった。私は、三分割の機能的な形態、その接続方法、そして細部に対するデザインへの意見をいった。

なんだか、高価なのが玉に瑕だが、マンション生活でも見直に Kitchen garden を備えられるというのは魅力的であろう。

今回、初めて知ったのだが、「OM市場」なるウェブサイトで購入可能である。

Posted by 秋山東一 @ May 19, 2005 11:30 PM
Comments

名前だけで終わらないように、日々精進しております…。
ご指導の程、宜しくお願いします。

Posted by: 川島崇功 @ May 25, 2005 09:16 AM

川島崇功さん、どうもです。ごぶさたしてます。
この「OMキッチン畑」、皆に関心をもってもらうのが、まずはというところでしょうか。

あいかわらず、立派なお名前ですね。

Posted by: 秋山東一 @ May 24, 2005 06:14 PM

担当者のOM計画・川島崇功です。
「キッチン畑」をエントリーして頂き、ありがとうございます。

商品化を目指して作った試作品に
「出来損ないのオルガンか駄菓子屋のショーケースみたい…」
との辛口評価されたときは、正直愕然としました。
あれから約1年になるんですね。
今振り返ると、あの時は一つのことにとらわれすぎて、本当の意味での
デザインができていなかったのだと改めて感じます。
ここまでもってこれたのは秋山先生のおかげです。

昨年の冬からこの「キッチン畑」と「普通の温室」、「プランター」を
並べてハーブの栽培をしてみたところ、「キッチン畑」のハーブだけが
グングン成長をし、いきいきとしています。
空気と土の温度を測定してみると、キッチン畑の中は空気が平均5℃、
土が平均4℃温かくなっていました。(対外気・対室外土)

これから暑くなるので、メロンでも栽培してみようかと思っています。

Posted by: 川島崇功 @ May 24, 2005 05:04 PM