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LUXO

Light

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LUXO ラクソって、きっと外国では、「Zライト」っていうくらい一般的な名称なんであろう。もちろん、日本での「Zライト」ってものは LUXO のイミテーションってわけだけれどね。

最近、ちょっと古いのだけれど、数ある LUXO の中でも、こんなのが手に入ったのである。

真ん中に大きなレンズがあって、その周りにドーナツ型の蛍光灯があるという仕掛けだ。蛍光灯によって照明された対象物を、直径120mm、3-Diopter (1.75倍) のレンズを通して精密作業するというものなのだ。使ってみると分かるけれど、対象物に影がでることなく、外科手術の「無影灯」という感じである。

さすが北欧。ノルウエーというのか、J.ヤコブセンの流れ、きちんと作られている。プロフェッショナルな仕様の製品というわけで、質実剛健というものだが、ごつくなることなくスマートなできである。
アームは通常の外側のスプリングによってバランスさせる方式とは異なり、角形断面のパイプ内部にスプリングを備えて任意の位置でバランスさせるという仕掛けのようである。その動きはスムーズで優雅ささえ感じる。

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写真を勉強している娘のアルバイト先の出版社の編集部で、捨ててしまうのを譲り受けてきた。やぁ、「父がプラモデルを製作する時に」というわけで、この重い器具を引っさげて帰ってきたのだ。
レンズカバーの丁番が壊れていたが、カバー自体はレンズの埃除け、直接光による火災防止という程度の機能で、まったく問題なく使えるのである。

同じく拡大鏡としては、こんな道具も使っている。

ZEISS Head lupe

Posted by 秋山東一 @ April 7, 2005 03:17 AM
Comments

これは照明付き拡大鏡というべきものです。

「その上からのぞきこむ」というのは語弊があります。このアームによって任意の位置にとまりますから、こちらの自由になります。又、「覗き込む」というより、大きなレンズ(直径12cm)ですから、両目で距離を保って対象物を見ることができます。
そして、無影灯として照明がついているということです。

これは、そんな精密作業を必要としている工場用という仕様ですが、もちろん老眼読書用でもいいのです。

Posted by: 秋山東一 @ April 16, 2005 06:20 AM

一番上の写真をみたら、
普通の電気スタンドの横顔にみえました。
レンズがあるということは、
その上からのぞきこむということですか。

Posted by: aneppe @ April 16, 2005 12:02 AM