aki's STOCKTAKING

CHAPMAN

［ TOOLS ］

工具箱の奥からこんなものが出てきたぞ。黄色いビニールのケースの可愛らしい工具セットなのだ。

先端を取換えられる小型のラチェットのセットなのだ。ラチェット本体とアレンキー 1.5, 2.0, 2.5, 3.0, 4.0, 5.0mm の6種類のセットなのだ。

ラチェットは全長3-3/4"(95.25mm)の長さの小型版、ラチェットと聞いても分からない方がおられるかも知れないのでご説明すると、ネジを締めたり緩めたりする道具だが、どちらにしても一方向に回転させるわけだが、一方向にしか動かないラチェットギャによって往復運動に変えて、ラクチンしてしまおうという道具なのだ。20枚歯のラチェットだから、最低18度だけ動かす往復運動というわけだ。


取換えるアーレンキーを、先端の六角穴に差込んで使用するのだが、正転・逆転はラチェット本体を裏返すだけである。IN と OUT の表示がある。セットのアーレンキーにはバネで押さえられたボールでラチェット本体に固定する仕掛け、上部にはローレット加工（滑り止め）があり、ちょこっと手で回そうなんてことも出来て、なかなか親切である。

先端部はアーレンキーのみならず9種類もあり、各種サイズがそろっている。

先端は標準的な1/4吋規格だ。このあたりの規格は、どこにもここにもあるものだ。BOSCH の小型電動ドライバー IXO に付いていたドライバービットセットも同じだ。このラチェットでも使えるのだ。
このメーカー、1936年創業の CHAPMAN MFG. CO. は米国、この工具しか作っていないようだが、このラチェット、ステンレス板をモナカみたいに合わせただけの物だが、なかなか美しいものなのだ。

● Chapman Ratchet Kits for Allen, Bristol, Phillips, TORX fasterners.

しかし、この手の大きさは自転車用って感じだが、自転車にはそんなにたくさんのネジはついていないし、たくさんのネジを締めたり緩めたりのはメカノの組立てぐらいだが、メカノに使うのには大きすぎるのだ。
というわけで「箪笥の肥し」ならぬ、工具箱の肥しなのだ。

Posted by 秋山東一 @ February 20, 2005 10:21 AM