類語辞典 | [ BOOKS ] |
角川類語新辞典
著者: 大野 晋+浜西正人
ISBN: 978-4040117003
出版: 角川書店
定価: 5,355-円(税込)
2003年の初め、下北沢の本屋に講談社の「類語大辞典」が平積みになっていた。ぱらぱら見ているうちに、急に欲しくなってきた。
今まで持っていた類語辞典は、創拓社とかいうところの「類語表現活用辞典」というやつで、何か活用したということもないし、どうして買ったのかも記憶がない。
とにかく、衝動買いをやめて「類語辞典」なるものはどんなものがあるのかを調べてみることにした。
早速、辞書売り場で各種比較してみることにしたのであった。この手の辞典は欧米では「シソーラス」 [thesaurus]というらしい。
そして、角川「類語新辞典」なる黄色い辞典に決定、買い求めた。買い求めた理由は、なんといっても、その語彙分類体系の潔さに感動したからだ。A自然、B人事、C文化の3分類から始まり、10×10のマトリックスに拡げ、その1項目を再び10×10に拡げ、細分化する。その体系表の中に、あらゆる言葉を収める。すごい。
この辞典って大変有名なものであったらしい。やっと私も手に入れたのであった。
でも、時折、角川類語新辞典というフィルターを通して、言葉を見ているのが楽しい。
そして、これの「造本」が杉浦康平であることを再確認したのであった。
本書の体系を視覚化するのは、やはり杉浦康平の力だったのだ。グラフィックデザイナーとして高名な杉浦康平は芸大建築科の出身、先輩である。今度は急に杉浦康平に興味がわいてきたぞ。
ありがとうございます。早速、提供していただいたリンクをたよりに調べてみます。この本もなかなか面白そうですね。「類語新辞典」は近くの書店になかったので、これも提供していただいているリンクを通じて購入しようと考えています。
Posted by: eirakusan @ February 18, 2005 04:44 PMたまたま今きたメールマガジン JMM に春具さんの「オランダ・ハーグより」のレポートに、こんな記述がありました。
..........こういう不安感を Alain de Botton アラン・ド・ボトンという哲学者が social anxiety 社会的不安という視点から論じております。...........
http://ryumurakami.jmm.co.jp/recent.html
たまたま、Alain とあったものですから。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087734072/
何としたことか、かりにも言葉で飯を食っているにもかかわらずこの辞書の存在を知りませんでした。早速書店へ走ります。
今はぼろぼろになった角川の「類語国語辞典」を使っています。
英米のシソーラスにはいろいろなものがあります。単語の連携に限らず、誰がどういう言葉を使ったのかを網羅しているのもあるんです。時折これで暇つぶししてます。
たとえば、IDEASのところをひくと。
Nothing is more dangerous than an idea, when it is the only idea we have.ALAINとあります。このALAINのことはよくわからないのですが。