040809

Paul McCartney in Red Square

THINK

tv040809_1.jpg「ビートルズがソ連崩壊の下地を作った」

昨年2003年5月にモスクワ[赤の広場]で行われたポール・マッカートニーのライブのドキュメンタリーを見た。


なにげにテレビを見ていたら「ポール・マッカートニー ライブ・イン・ロシア」なるドキュメンタリー(というより音楽番組なのかな)を見た。面白かった。

2003年5月24日、元ビートルズメンバーのポール・マッカートニーがロシアでのライブ、それもモスクワ「赤の広場」でなのだ。ソ連時代にはメーデー、なんたら記念日といえば軍事パレード、レーニン廟の上から閲兵する要人達、なんてのをイメージする「赤の広場」でライブとは、世の中、ずいぶんと変ったものである。
その「赤の広場」は、3時間以上にわたって10万人を超える聴衆によって埋め尽くされたとのことだ。
ポール・マッカートニーの「バック・イン・ザ・USSR」に、そのロシアの老若男女の熱狂の渦、歓喜の声、そして喜びの涙、感動した。

その聴衆の中にはプーチン大統領はじめロシアの要人達がいる。国防相は流ちょうな英語で、自ら10代の時からビートルズファンであることを語る。旧ソ連政府によって70~80年代にロック音楽は禁止されていたが、ビートルズはその水面下で、絶大な人気があったということだ。
その時代を体験したロシア人によって語られる。「ビートルズがソ連崩壊の下地を作った」

まさに、自由、そしてその表現としてのビートルズ、すさまじい歓喜の声が「赤の広場」にあふれかえったようであった。

●曲目
M1.ゲッティング・ベター
M2.バンド・オン・ザ・ラン
M3.キャント・バイ・ミー・ラヴ
M4.トゥ・オブ・アス
M5.夢の人
M6.007/死ぬのは奴らだ
M7.幸せのノック
M8.バースデイ
M9. 恋することのもどかしさ
M10.バック・イン・ザ・USSR
M11.イエスタデイ
M12.レット・イット・ビー

Posted by @ August 9, 2004 04:44 AM
Comments

しまった~、見逃しました。この番組見たかったです。
実はポールマッカトニーの大ファンなので。
ロシア「赤の広場」でのライブのことは昨年TVのニュースで
ちらっとその模様を見ましたが。
「赤の広場」でバック・イン・ザ・USSRですもんね、凄い!ですよね。

Posted by: pu @ August 20, 2004 07:15 PM

TBそしてコメントで紹介までしていただいて、ありがとうございます。
友だちには「ポールじゃなくて、国防相に興味持つなんてどういうこと?」なんて責められました(爆)。
ロシアでは注目の人物ですからね。
出てるだけでちょっと嬉しかったんです。

Posted by: なお @ August 13, 2004 09:20 PM

トラックバックしてくださったブログ「あちきの毎日」
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で、件の「国防相」、セルゲイ・イワノフ国防相がプーチン大統領の後継と目される人物とか、なるほどなるほど、なのである。
ロシアも長大重厚な指導者像から、ずいぶんと短小軽薄へと変化したものだ。昔のブレジネフなんて銅像のように見えたものだが、ずいぶんと血の通った人物に見える。
この国防相の英語、きちんとした外国語は、ちゃんと勉強したのでありましょう。日本国首相の英語らしきもの、英国留学の賜物とは大違いなのだ。

Posted by: 秋山東一 @ August 13, 2004 10:36 AM